2025-05-13 コメント投稿する ▼
自民党大阪府連と党本部が対立 参院選大阪選挙区で公認調整、青山繁晴氏「反対だ」と明言
自民党大阪府連と党本部が衝突 参院選大阪選挙区での公認調整を巡り対立
自民党大阪府連と党本部の間で、2025年夏の参院選大阪選挙区(改選数4)を巡る公認候補調整において、明確な対立が浮き彫りとなっている。府連会長の青山繁晴参院議員は13日、自身のX(旧Twitter)で、石破茂首相(党総裁)ら党本部が現職の太田房江参院議員を再擁立する方針に「反対だ」と表明した。
青山氏はこれに先立ち、大阪市内で記者会見を開き、「20年来の知友」の府内出身者で「国の組織で将来を嘱望されている人」を候補として説得し合意したことを明かし、新人の擁立を目指していることを強調していた。しかし、12日には首相が森山裕幹事長ら党幹部と協議し、現職の太田氏を優先する方針を確認。13日の党会合でも木原誠二選対委員長が太田氏の擁立を示した。
青山氏はXで「府連に諮ることなく、党本部が介入してきた」と批判し、「改革への一貫した方針はまったく変わらない。最後は主権者が判断される」と強調。党本部による中央主導の決定が地方組織の声を無視する形となったことに強い違和感を示した。
大阪選挙区は激戦区、各党が候補者擁立を進める
大阪選挙区では、公明党が現職を擁立するほか、立憲民主党、共産党、れいわ新選組、参政党がそれぞれ新人候補を擁立予定。さらに、日本維新の会は新人2人を立て、国民民主党も候補者の擁立を模索している。こうした中、自民党内の調整が公然化したことは、選挙戦に向けた動きに大きな影響を及ぼす可能性がある。
青山氏は比例代表で当選した参院議員で、2024年12月には前府連会長の衆院選落選を受けて新会長に就任。府連に所属しない国会議員が会長に選ばれるのは異例で、改革への強い意欲を示していた。大阪から自民党を「生まれ変わらせる」との決意を表明していたが、その実現は党本部との調整次第という現実が突きつけられている。
ネットユーザーの反応 賛否両論が噴出
青山氏の発言と党本部の決定を巡り、ネット上では賛否両論が広がっている。
「地方の声を無視するのは中央集権的だ。」
「青山さんの改革姿勢は応援したい。」
「現職の実績も大事では?」
「新人擁立で新たな風を期待したい。」
「党内の調整が選挙戦で足を引っ張らないか心配。」
今後の調整に注目 大阪選挙区の行方は
自民党大阪府連と党本部の対立が明確になったことで、今後の調整が注目される。最終的に公認候補がどう決定され、選挙戦にどのような影響を与えるのかが焦点となる。青山氏の主張がどこまで通るのか、そして党本部が地方組織との関係をどう調整していくのかが試されることになる。