2025-06-24 コメント投稿する ▼
日本保守党、参院選比例代表に百田尚樹氏を擁立 スパイ防止法・減税・憲法改正掲げて出馬
日本保守党、百田尚樹氏を参院選比例代表に擁立 “言論の自由”と“国家の誇り”掲げて出馬
日本保守党は24日、今年7月に行われる参議院選挙の比例代表に、党代表で作家の百田尚樹氏(69)を擁立すると正式に発表した。政界進出の噂がたびたび取り沙汰されてきた百田氏だが、ついに自らの信条と主張を国政の場で問う形となる。
百田氏は、ベストセラー作家として知られる一方、保守的な言論活動でも広く注目を集めてきた人物だ。近年では「日本保守党」を立ち上げ、国防強化、スパイ防止法制定、インボイス制度廃止、減税重視の政策などを掲げて支持を拡大。SNSを中心に若年層からの支持も厚い。
「ようやく本気の保守が国政に乗り出す」
「百田さんのような人物にこそ、参議院で声を上げてほしい」
「言論人」から「政治家」へ 積年の主張を国政で実現なるか
百田氏は、かねてよりテレビ・書籍・SNSを通じて、自衛隊の位置づけ見直しや憲法改正の必要性を訴えてきた。また、「給付金バラマキでは経済は回らない」「減税こそが最良の景気刺激策」「女系天皇は皇室の断絶につながる」といった明確な主張を持ち、保守層の間で強い影響力を誇っている。
今回の出馬により、言論人としての活動を一歩踏み出し、「立法府の中から日本を変える」という新たなステージに挑むことになる。
「“女系天皇反対”や“スパイ防止法”を掲げて出る人は貴重」
「既成政党ではできないことを、百田さんならやってくれる」
比例代表に絞った戦略 無党派層取り込み狙う
日本保守党は、今回の参院選で比例代表に注力する戦略をとっている。候補者が全国で得票を争うこの方式では、地域に強い地盤を持たない新興政党や知名度の高い候補にとって有利に働く。
百田氏は、自身の知名度やSNSでの拡散力を生かし、都市部を中心に“無党派の保守層”を狙い撃ちにする構えだ。政党支持率で苦戦を強いられる中小政党にとっては、こうした“顔のある候補”が生命線となる。
「今の政治は既存政党の馴れ合いばかり。百田さんには期待している」
「比例は保守党に入れる。こういう選択肢が出てきたのは大きい」
選挙戦の焦点は「保守の再定義」 他党との差別化がカギ
参院選では、自民党や維新の会、国民民主なども“保守”を標榜しており、有権者にとっては違いが見えづらくなっている。百田氏は、憲法改正を「現実に即した当然のステップ」と語り、経済政策でも「消費税減税」を真正面から訴えるなど、他党との差別化に注力している。
とりわけ「スパイ防止法の早期制定」「外国人犯罪への厳罰化」「インボイス制度の即時廃止」などは、既存の保守政党では扱いが弱いテーマであり、百田氏が率いる日本保守党がそれを正面から掲げることで、従来の保守支持層に強く訴える可能性がある。
また、“言葉の強さ”と“覚悟”を前面に押し出す選挙戦は、与野党含めて曖昧な物言いを避ける大きな圧力となるだろう。
今後は、どこまで支持を全国規模に広げられるかが焦点となる。ネットを中心とした情報戦を得意とする百田氏の戦略に注目が集まる。