2025-07-15 コメント投稿する ▼
神谷宗幣氏「力は外交の現実」 大東亜戦争から導く“現実主義”の日本外交論と自国ファーストの信念
トランプ関税交渉を読み解く 神谷氏が語る“哲学ある交渉”の本質
参政党の神谷宗幣代表が7月15日、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、トランプ前米大統領が打ち出す日本製品への関税引き上げ(25%)について、日本政府の対応に鋭く切り込んだ。
「関税交渉のパーセンテージの問題ではない。トランプ氏は世界の政治のルールそのものを変えようとしている」。神谷氏は、相手の背景にある“哲学”を理解しないままの交渉姿勢を問題視し、日本はもっと戦略的な構えで交渉に臨むべきだと説いた。
「通訳的な外交から脱却すべき。神谷さんの視点は本質的」
「単なるトランプ批判ではなく、相手を理解して交渉しようという姿勢が良い」
「DEI、脱炭素、移民──国益を見直すタイミングに来ている」
「“日本人ファースト”で交渉の土俵に立つ。これが対等な外交」
「こういう発言がもっと報じられるべき」
番組内で神谷氏は、トランプ政権の政策を「トンデモ」扱いするのではなく、「明確な国家観と戦略がある」と分析。「相手に迎合するのではなく、日本も独自の哲学を持って主張し、対話と交渉のテーブルに着くべき」と語り、日本の“従属的外交”からの脱却を訴えた。
「大東亜戦争だって力で負けた」──忌避されがちな“現実”に正面から向き合う
番組では、解説委員長から「力による支配が進む世界への懸念はないか」と問われると、神谷氏はこう答えた。
「いつの時代も、政治は力・お金・交渉──すべてで動いている。大東亜戦争も、力で負けているわけですから」
この発言には、「戦争を肯定している」と曲解する向きもあるが、神谷氏の真意はむしろその逆だ。現実から目を背けず、「理想と現実の両方を見て政治判断を下すべきだ」という、骨太な国家観に基づいている。
「神谷さんの“力”の話、誰も言えないことを堂々と語った」
「大東亜戦争の言及も勇気ある。歴史を直視する姿勢に共感」
「平和は願うものではなく、維持する努力が必要という話だ」
「外交はきれいごとじゃない。現実を見ない政治の方が危険」
「日本の政治家にこの冷静なリアリズムが足りない」
歴史の教訓に学び、力の均衡と戦略の必要性を再確認する。神谷氏のこうした視点は、単なる感情論ではない、成熟した国民への“国家のあるべき姿”の提示だ。
「日本人ファースト」は排他ではない 自立した国家を目指す意思表明
神谷氏は参院選で「日本人ファースト」を掲げているが、これを「排外主義」と受け取るのは誤りだ。
「自分の国を第一に考えるのは、どの国でも当たり前。お互いの主権と国益を認め合い、交渉と協力のバランスを取るのが本来の外交の姿」と語った神谷氏。これは国際協調を否定するものではなく、「対等な関係を築くための前提として、自国を大切にする姿勢」を示しているにすぎない。
「トランプに媚びても交渉は進まない。日本もこういう哲学を持っている、だからこういうディール(取引)をしよう──そういうアプローチを私はする」と語る神谷氏の発言は、日本外交の“新しいかたち”を模索する誠実な提案ともいえる。
現実を直視し、理想を語る前に行動する政治へ
外交はきれいごとでは動かない。力と戦略、国家観がなければ、どんな理想も机上の空論に終わる。神谷宗幣氏が語る「現実主義の政治」とは、国際社会で埋没しないための最低条件であり、決して対立を煽るものではない。
日本の未来に必要なのは、“誰かに守られる”安全保障でも、“空気を読んだ”外交でもない。歴史に学び、自立した国家としての哲学を持ち、堂々と主張し、交渉する政治だ。
その中心にあるべきは、「日本人の暮らしと誇りを守る」──ただそれだけである。