2025-07-03 コメント: 1件 ▼
参政・神谷代表「高齢女性は子ども産めない」発言に波紋 現実論か無神経な偏見か
「高齢女性は子ども産めない」発言に波紋
参政・神谷宗幣代表、現実論か偏見か
神谷代表が“出産の現実”を強調 波紋広がる発言
参政党の神谷宗幣代表が、7月3日に行われた参院選の街頭演説で発した一言が波紋を広げている。「子どもを産めるのは若い女性しかいない。これを言うと『差別だ』と言う人がいるが違う。現実です。男性や、申し訳ないけど高齢の女性は子どもを産めない」――。
神谷氏は、少子化の原因に正面から向き合う姿勢を示したつもりかもしれないが、その表現に対しては、支持者からも懸念や反発の声があがっている。「現実」を語ることと、「誰かを傷つけない配慮」は両立すべきだという意見が多い。
「現実って言えば何を言ってもいいわけじゃない」
「高齢の女性を“申し訳ない”扱いする言い方はアウト」
「本音を語る政治を評価したいけど、これは雑」
「少子化の本質論を語りたいなら、まず経済や制度の問題を言え」
「“産めるか産めないか”で語るなら男性も語られるべき」
“現実”を強調する姿勢 政策の意図はどこにあるか
神谷氏の発言の意図は、「出産可能な年代にある女性への支援強化」であり、そこから月10万円の教育給付金支給といった少子化対策に話が続いていった。つまり、「子どもを持ちたくても経済的に無理だと感じる若年層」にこそ政策を集中させたいというのが参政党の基本的な立場だ。
しかしながら、その前提を語る中で「高齢女性は産めない」「男性は産めない」という言い方をすれば、聞き手によっては「出産できる人間だけが価値ある存在」という誤ったメッセージにもなりかねない。とりわけ、妊活や不妊治療に取り組む人々、子どもを持たない選択をした人々にとって、配慮に欠ける発言と受け止められても無理はない。
“言いづらい現実”を語る政治家か、思慮を欠いた暴言か
神谷氏は演説で、「現実を語ると“差別”と叩かれるが、それでも言うべきことは言う」と強調していた。たしかに、政治家が「耳に痛い話」に触れようとする姿勢そのものは否定されるべきではない。
だが、現実を語るには言葉の選び方や社会的影響への理解が必要だ。とりわけ選挙期間中の発言には、慎重さが求められる。今回の発言が「言いづらいことを言った勇気ある行動」と評価されるのか、「無神経な偏見発言」として非難されるのかは、今後の対応や発言の補足次第だ。
「神谷氏の主張、聞く価値あるけど“言い方”が悪い」
「正論なら何を言ってもいい、では政治は成り立たない」
「現実を語る政治が必要。でも雑な言葉で傷つく人もいる」
「これが本当に“女性に寄り添う”政策なのか?」
「産む・産まないを政治が語るのは、慎重さが必要」