2026-09-15 コメント投稿する ▼
共産・田村氏、沖縄予算増額に涙「手のひら返した」高市政権批判
報道によれば、政府・与党は、沖縄県知事選で辺野古移設容認派の古謝玄太氏が当選したことを受け、沖縄振興予算を3000億円超に上積みする方向で調整しているとのことです。 * 沖縄県知事選で辺野古移設容認派の古謝玄太氏が当選した直後、政府・与党が沖縄振興予算を3000億円超に増額する方針であることが報道されました。
沖縄知事選の結果と影響
9月13日に投開票された沖縄県知事選挙では、自民党などが推薦する新人の古謝玄太氏が、現職で「オール沖縄」勢力の支援を受けた玉城デニー氏を約14万7000票の大差で破り、初当選を果たしました。この選挙結果は、長年「オール沖縄」が築いてきた政治基盤に、大きな変化が訪れたことを示唆しています。特に、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題について、古謝氏は容認の立場を明確にしていたのに対し、玉城氏は反対の立場を貫いていました。
選挙戦では、SNSを中心に両陣営による激しい情報戦が繰り広げられました。玉城氏に対しては、「親中」「中国の工作員」といった根拠不明な言説が拡散されたほか、AI動画を用いた攻撃も確認されています。一方、古謝氏に対しても、「極右・ヘイト・カルト勢力」「政府の傀儡」といった批判的な投稿が見られました。
こうした選挙戦のさなか、政府・与党内では、古謝氏の当選を踏まえ、沖縄振興予算を前年度の概算要求額(2897億円)から大幅に上乗せし、3000億円超とする方針を固めたという報道が流れました。この報道は、共同通信などが伝えたものであるとされています。
田村氏、涙ながらに「手のひら返し」批判
この予算増額報道を受け、共産党の田村智子委員長は9月14日、国会内で記者会見を開きました。田村氏は、記者から予算増額方針について見解を問われると、開口一番、「高市政権というのは、なんと情けない政権なのかと思いますね」と批判しました。
さらに、「沖縄県民が辺野古を受け入れないと言っているときには、あれだけ予算を削って、県民の暮らしを脅かしてですよ」と述べ、今回の増額方針を「勝利したら手のひらを返して」と断じました。その言葉に詰まった田村氏は、涙で顔をくしゃくしゃにし、「ごめんなさいね。本当にね、こんな政治が許されるのかと」と語りました。
田村氏は、増額自体には歓迎する姿勢を示しつつも、「きちんと大義に立って増額すべきことを求めたい」と強調しました。自身の感情的な対応については、「怒りがこみ上げてしまい、申し訳ない」と釈明しています。
しかし、田村氏の「手のひら返し」という批判には、いくつかの疑問点が残ります。沖縄振興予算は、辺野古移設問題の進展や選挙結果といった政治的状況に応じて増減されるべき「見返り」や「取引材料」ではないはずです。本来、沖縄の経済的自立と地域社会の発展、住民生活の向上を目的とした、長期的な国家戦略の一環として位置づけられるべきものです。
振興予算の「大義」とは何か
2026年度の沖縄振興費概算要求は2897億円で、前年度から68億円の増額にとどまり、沖縄県が長年求めてきた3000億円台には6年連続で届きませんでした。こうした状況下で、知事選の結果を受けて予算が上積みされるという報道は、あたかも辺野古移設容認への「ご褒美」であるかのような印象を与えかねません。
しかし、政府・与党としては、古謝氏が当選したことで、辺野古移設問題に対する県民の意思が変化したと捉え、今後の振興策をより積極的に推進する契機になると考えている可能性もあります。重要なのは、振興予算の執行が、特定の政治勢力への便宜供与ではなく、沖縄全体の振興という「大義」に沿って、透明性高く、かつ実効性をもって行われることだと言えるでしょう。
田村氏が主張する「きちんと大義に立って増額すべき」という言葉は、まさにこの点を突いているとも言えます。しかし、その「大義」を、辺野古移設問題と結びつけて「手のひら返し」と批判する田村氏の姿勢こそ、振興予算の本来の目的を見誤っているのではないでしょうか。振興予算は、県民の生活向上に直結するものであり、政治的駆け引きの道具とされることを望んでいないはずです。
SNS上の誹謗中傷と政治的利用
田村氏は会見で、知事選期間中のSNSにおける誹謗中傷問題にも言及しました。投開票日の夜には、玉城氏陣営への「誹謗中傷、デマ、卑劣な攻撃」が大量に行われたと批判しました。14日の会見でも、玉城氏に対するデマは「本当にすさまじかった」と主張しました。
一方で、古謝氏側にも中傷があったことを認め、「どの陣営に対しても、これはあってはならないことだ」とも強調しました。SNSを使った誹謗中傷やデマが「民主主義の根幹に関わる問題」であり、「事実の解明と検証」が必要だと訴えました。
SNS上の過度な攻撃やデマは、民主主義社会において決して許されるべきではありません。しかし、田村氏の発言は、玉城氏への攻撃をことさら強調し、それを高市政権による「異常な介入」という文脈で捉えようとしているように聞こえます。振興予算の増額報道と、選挙期間中のSNSでの攻撃を結びつけ、政権批判の材料としているとすれば、それは極めて政治的な意図に基づいた発言と言わざるを得ません。
沖縄県民が知事選で示した意思は、辺野古移設問題だけでなく、日々の生活や経済状況の改善を重視した結果とも解釈できます。振興予算の増額は、そうした県民の思いに応え、沖縄のさらなる発展を目指す前向きな一歩と捉えるべきでしょう。田村氏の感情的な批判は、こうした現実から目を背け、自らの政治的立場を守ろうとする、共産党らしい姿勢の表れなのかもしれません。
まとめ
- 沖縄県知事選で辺野古移設容認派の古謝玄太氏が当選した直後、政府・与党が沖縄振興予算を3000億円超に増額する方針であることが報道されました。
- 共産党の田村智子委員長はこの報道に対し、「高市政権は情けない」「勝利したら手のひら返して」と涙ながらに批判しました。
- しかし、沖縄振興予算は辺野古移設問題の「見返り」ではなく、沖縄全体の振興という「大義」に基づき、県民生活向上のために使われるべきものであると考えられます。
- 田村氏の批判は、振興予算の本来の目的を政治的に利用しようとする姿勢と受け取られかねず、疑問が残ります。
- 選挙期間中のSNSでの誹謗中傷問題についても言及がありましたが、田村氏の発言は、政権批判の材料として政治的に利用されている側面も否定できません。
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