2025-06-29 コメント投稿する ▼
公約石破首相「安倍元首相の志を継ぐ」 改憲訴え、外交姿勢も継承 自民党内に再び保守結集の動き
安倍元首相を偲び、“改憲”と“国際地位向上”を引き継ぐ宣言
6月29日、東京都内で「安倍晋三元総理の志を継承する集い」が開かれ、石破茂首相は憲法改正を含む安倍晋三元首相の政策的遺産の継承を強く訴えた。
自衛隊とは何か、国家の独立とは何か──。安倍氏が問いかけたその思いを、勇気と真心を持って国民に訴えていく。それがわれわれの責務だ
石破首相は、安倍氏が在任中に掲げていた憲法改正、特に自衛隊の明記について、選挙後も引き続き訴えていく姿勢を明確にした。併せて「わが国の国際社会での地位は安倍政権下で大いに向上した」と評価し、その外交姿勢も継承していく考えを強調した。
保守系論客・櫻井よしこ氏も危機感「敗北すれば自民党壊滅の一歩」
呼びかけ人として登壇したジャーナリストの櫻井よしこ氏は、来月の参院選の行方について言及。
敗北すれば自民党壊滅の第一歩になりかねない
と強い危機感を示し、保守政治の結集を呼びかけた。
安倍元首相の思想と政治姿勢を「志」として言語化し、それを旗印にすることで党内の再結束を目指す動きが、旧安倍派を中心に続いている。
3年経っても色濃く残る影響力 昭恵氏「今も語られることに感謝」
安倍氏の妻・昭恵さんは
3年たっても思い出してもらい、語ってもらえることはうれしく、主人も感謝していると思う
と語り、安倍氏の政治的影響力が今も色濃く残っていることを感じさせた。
会合には岸田文雄前首相や萩生田光一元政調会長など旧安倍派の中核議員も出席。保守派の再結集と、選挙を前にした党内世論の引き締めを図る狙いも見える。
“志の継承”を訴える一方で問われるのは未来への道筋
「志の継承」は重みある言葉だ。しかし、その「志」が具体的にどのような社会像や政策に結実するのか。単なる過去の再演ではなく、国民の課題にどう向き合っていくのかも問われる。
自民党は現在、物価高や外交安保、少子化対策など多くの難題を前に「安倍政治の延長線」だけでは立ち行かない現実にも直面している。「継承」と「刷新」のバランスをどう取っていくのかが、今後の政権運営の焦点となる。
この投稿は石破茂の公約「憲法改正について総理に在任している間に発議を実現」に関連する活動情報です。この公約は86点の得点で、公約偏差値72.1、達成率は0%と評価されています。