2025-04-17 コメント: 1件 ▼
公明党、奥間亮氏を推薦 参院選沖縄選挙区で与党体制を一本化へ
公明党、奥間亮氏を推薦 参院選沖縄選挙区 与党が一本化で高良沙哉氏と対決へ
今夏に実施される参議院選挙・沖縄選挙区(改選数1)をめぐって、公明党は4月17日、自民党が公認を予定している奥間亮(おくま・りょう)氏(38)を正式に推薦することを決定した。これにより、与党は候補者を一本化。現職で「オール沖縄」勢力の支援を受ける高良沙哉(たから・さや)氏との対決構図が鮮明になった。
現職に挑む若手のホープ
奥間氏は那覇市出身。那覇高校、琉球大学法学部を卒業後、沖縄県警で警察官として勤務した経験を持つ。その後、政治の道に転じ、那覇市議を3期務めた。現在は自民党沖縄県連の青年局長として若手ながら中心的な役割を担っており、今回の参院選に満を持して挑む。
今年2月には自民党県連が奥間氏の擁立を決定。公明党も今回、中央幹事会で推薦を正式決定したことで、与党は選挙態勢を固めた形となる。
公明党の支援で与党の地盤固め
沖縄選挙区では、与党が野党候補に押される展開が続いていた。公明党が奥間氏を推薦したことで、与党間の結束が強化され、選挙戦はより本格化する。組織票に強い公明党の支援は、都市部を中心に大きな支援基盤となると見られる。
焦点は基地問題と経済政策
沖縄選挙区では、今回も「基地問題」が最大の争点となる。
奥間氏は「現実的な安全保障の視点」を重視する姿勢を示しており、国との連携による地域振興も訴える。対する高良氏は、「民意に反する辺野古移設は容認できない」と真っ向から反発しており、争点は鮮明だ。
また、観光回復や人口減少対策、子育て支援策など、経済・福祉分野の主張にも注目が集まっている。無党派層の動向が勝敗を左右する可能性は高い。