2025-05-09 コメント投稿する ▼
FAO、USAID支援削減で600人削減 日本が1,190万ドル(約17億円)支援で食料安全保障を支援
FAOの人員削減と日本の支援
国連食糧農業機関(FAO)は、アメリカ国際開発庁(USAID)からの支援が大幅に削減された影響で、組織内の人員削減を余儀なくされている。特にUSAIDからの資金カットにより、食料安全保障関連のプロジェクトにも支障が出ているという。
FAOは現在、600人以上の職員削減を検討しており、この影響はアフリカや中東、アジアなど食料危機に直面している地域に深刻な影響を及ぼすと懸念されている。特に、鳥インフルエンザの監視・制御プログラムの停止は、農業団体からも批判を招いている。
一方、日本政府は2025年にFAOへの緊急支援として1,190万ドル(約17億円)を拠出した。これはアフリカ、アジア、欧州、中東での14のプロジェクトを支援するためのものであり、現地での食料安全保障を強化することが目的だ。
FAOの日本表敬と協力強化
5月9日、FAOのベス・ベクドル事務局次長は、日本の英利アルフィヤ外務大臣政務官を訪問。ベクドル氏は、FAOに対する日本の継続的な支援に感謝を表明し、日本との協力関係をさらに深めたいと述べた。
英利政務官は、日本としてもFAOの活動を重視しており、世界の食料安全保障の確保に貢献する考えを示した。両者は、世界的な食料危機への対応とレジリエンス強化についても意見交換し、今後の連携を確認した。
日本の拠出金と支援の行方
今回、日本が拠出した1,190万ドルは、FAOの緊急支援やレジリエンス強化に活用される予定。特にアフリカや中東といった地域での食料支援が優先される見込みだ。日本は2024年にも1,120万ドルを拠出しており、継続的な支援姿勢を示している。
FAOは、こうした日本の支援を受けて、危機地域での食料支援の安定化や強靱な食料システムの構築を目指す。しかし、USAIDからの支援削減による影響は依然として大きく、FAOは他国からの追加支援を求めている。
ネットの反応
「FAOへの支援は大切だけど、日本の国内問題も優先すべきでは?」
「USAIDの支援カットは、世界の食料安全保障にとって痛手だ。」
「英利アルフィヤ政務官、国際社会での日本の役割をしっかり果たしていて素晴らしい。」
「FAOの人員削減が続けば、世界的に食料供給が不安定になるかも。」
「日本の拠出金がどのように使われるのか、透明性が必要だ。」
* FAOはUSAIDからの支援削減で人員削減を計画し、世界の食料安全保障に影響。
* 日本はFAOに1,190万ドルを拠出し、緊急支援やレジリエンス強化を支援。
* FAOのベス・ベクドル事務局次長が日本の英利アルフィヤ政務官を表敬訪問し、協力を確認。
* ネットでは日本の支援とFAOの人員削減に関する賛否の意見が寄せられている。