2025-05-12 コメント投稿する ▼
れいわ・高井崇志氏、消費税廃止を強く訴え 予算委員会で時間超過し安住委員長が厳重注意
消費税廃止でれいわ・高井氏が熱弁も、時間超過で委員長から注意
れいわ新選組の高井崇志幹事長が、5月12日の衆議院予算委員会で消費税廃止の必要性を強く訴えた。しかし、彼の発言は予定の質疑時間を超過し、議事を進行する安住淳予算委員長(立憲民主党)から厳しく注意を受ける場面があった。
高井氏は消費税を「天下の悪法」と批判し、「日本が30年間も経済成長しない原因は、3度にわたる消費増税だ」と主張。また、消費税の総額の7割が大企業の法人税の補填に充てられているとし、その廃止を強く訴えた。
さらに、石破茂首相に対し「消費税減税をしないのであれば、解散して国民に信を問うべきだ」と詰め寄ったが、首相はこれに具体的なコメントを避けた。
しかし、問題はその後に起こった。高井氏は質疑時間が10分と定められていたが、そのうち9分を費やしても質問は1問のみ。これに対し、安住委員長は「まもなく時間です。加藤財務大臣、簡潔に答弁をお願いします」と冷静に促した。
加藤勝信財務大臣が応じた後、安住委員長は「これで高井議員の質疑は終了です」と明言。しかし、高井氏はなおも首相に向かい、「総理の表情がテレビに映っています。批判されて選挙に影響が出るでしょう」と声を上げた。
安住委員長は「終わってください」と強い口調で再度注意。さらに、高井氏が質問席を離れた後も「時間を大幅に超過しています。厳重に注意します」と述べた。
議会のルールを守ることの重要性
国会は、議員が自由に意見を述べられる民主主義の場だが、それは議事運営のルールを守ることが前提だ。質疑時間を守らなければ、他の議員の発言機会が奪われ、議会全体の進行にも支障をきたす。
高井氏が熱心に消費税廃止を訴えたこと自体は、議員としての使命感を示すものだろう。しかし、時間を守らずに質疑を続けたことは、他の議員や視聴者に混乱を与えた。
ネットの反応
SNS上では、高井氏の行動に対し様々な意見が寄せられている。
「主張は分かるけど、議会ルールを守らないのは問題だよね」
「熱意は評価できるけど、時間を守らないのは逆効果」
「安住委員長の毅然とした対応は正しい」
「消費税の議論は必要だが、進め方も大事だ」
「高井氏のパフォーマンスが目立つけど、本質は消費税の是非だ」
「れいわ新選組の議員こういうルール違反多くない?」
高井崇志議員は消費税廃止の必要性を訴えたが、質疑時間を超過し、議事進行に混乱を招いた。どんな正義や主張があっても、議会内のルールを守ることは民主主義の基本である。熱意を持って訴えることは大切だが、秩序ある議会運営があってこそ、その主張も広く理解される。