2025-05-09 コメント投稿する ▼
消費税減税見送りにれいわ・高井氏が強烈批判「自民党、大丈夫か」政権交代シナリオも提示
消費税減税見送りに批判続出 れいわ・高井氏「自民党、大丈夫か」
政府が消費税減税を見送る方針を示したことに対し、れいわ新選組の高井崇志幹事長が9日の衆院財務金融委員会で強い批判を展開した。「自民党、大丈夫か」と語った高井氏は、消費税廃止を訴えてきた同党の立場を改めて強調し、国民の多くが減税を望んでいるにもかかわらず、自民党執行部がこれに背を向けていると指摘した。
高井氏は「れいわは結党当初から消費税廃止を訴えてきた。最近では立憲民主党も減税に転じ、公明党も減税の方向性を示唆している」と語り、自民党の対応を批判。さらに、産経新聞社とFNNの世論調査結果を引き合いに出し、「国民の68%が消費税減税に賛成している。自民党はその声を無視していいのか」と問いかけた。
一方で、加藤勝信財務相は「消費税は社会保障を支える重要な財源であり、引き下げは適当ではない」と、政府の立場を崩さず強調した。
野党が連携すれば政権交代も? 高井氏が描くシナリオ
高井氏はさらに、野党が団結し、消費税減税法案を可決することで政権交代も可能だと主張。具体的には、「野党が結束し、少数与党の現状を逆手に取れば、消費税減税法案を衆院で可決し、参院で否決された場合は内閣不信任案を提出。これが可決されれば、衆院解散に追い込むことができる」と述べた。
また、「消費税減税を旗印にした選挙で勝利すれば、政権交代は現実のものとなる」とも語り、野党が一致団結することの重要性を強調。立憲民主党に対しても「大きな懐で協力してほしい」と呼び掛けた。
自民党内にも減税求める声 執行部の対応に不満
消費税減税を求める声は自民党内にも存在している。特に積極財政を主張する議員グループは、消費税の軽減税率を恒久的に0%に引き下げるよう提案。実際、党内のアンケートでは8割の参院議員が減税に賛成しているとされる。しかし、執行部はこれに消極的で、議員たちの声が政策に反映されることは難しい状況だ。
ネットの反応 高井氏の発言に共感も
SNS上では、消費税減税を求める声が引き続き強まっている。高井氏の発言に共感を示す意見も多く見られた。
「高井さんの言う通り。消費税は国民生活を圧迫している」
「自民党はなぜ減税しないのか? 国民の声を聞くべき」
「野党が本当に協力できれば、政権交代も夢ではない」
「加藤大臣の社会保障論はわかるけど、それでも減税は必要」
「このままだと野党の方が現実的な政策を示しているように見える」
政府が減税を見送る中、国民の生活への影響は深刻化するばかりだ。与野党の今後の動向に注目が集まっている。