2025-03-07
公約ジャングリア沖縄開業で渋滞懸念 救急搬送に影響の恐れ
2025年7月に開業予定の沖縄県今帰仁村のテーマパーク「ジャングリア沖縄」。その開業に伴い、救急搬送の主要ルートである県道84号線と72号線の渋滞が懸念されている。これらの道路は片側1車線で幅が狭く、渋滞時には緊急車両の通行が困難になる可能性が指摘されている。
【救急搬送への影響】
- 本部町・今帰仁村消防組合の2023年の救急搬送件数は1816件。そのうち、名護市の北部地区医師会病院への搬送が1022件、県立北部病院への搬送が736件で、全体の約96.8%を占める。これらの搬送には主に県道84号線「名護本部線」と県道72号線「名護運天線」が使用されている。
- ジャングリア沖縄開業後、これらの道路の混雑が予想され、救急搬送の遅延が懸念される。消防職員は「重大な事案だと助かる命も助からなくなる」と危機感を示している。
【迂回路の課題】
- 迂回路として国道505号線や国道449号線があるが、これらのルートを使用すると到着が10~15分遅れるとされる。渋滞状況によっては、搬送時間が倍になる可能性も指摘されている。
- 救急車は予備を含めて3台体制で運用されているが、搬送後の帰路では緊急走行ができず、渋滞に巻き込まれると本部・今帰仁エリアでの救急車の空白時間が長くなるリスクがある。
【運営会社の交通対策】
- ジャングリア沖縄を運営するジャパンエンターテイメントは、交通渋滞の懸念に対し、以下の対策を検討している。
- 那覇からのシャトルバスや高速船の運行を増やし、マイカーやレンタカーでの来場を抑制する。
- 駐車場を周辺に分散配置し、混雑日には自家用車の来園台数を制限する。
- 複数の迂回ルートの設定やシャトルバス専用ルートと自家用車ルートを分離し、渋滞と事故リスクを減らす。
- 開園時間の変動制の導入や駐車場の予約制なども検討している。
- 同社は2020年から2024年にかけて交通シミュレーションや実証実験を行い、地元住民への説明会も開催している。しかし、具体的な道路整備や緊急車両の通行確保策については、今後の協議が必要とされている。
【許田周辺の渋滞対策の未検討】
- 一方で、許田周辺の渋滞箇所に関しては、対策が全く協議・検討されていないとの指摘がある。この地域は主要な交通拠点であり、渋滞が発生すると広範囲に影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められる。
ジャングリア沖縄の開業は地域経済の活性化が期待される一方で、救急搬送への影響や交通渋滞といった課題も浮上している。関係各所との連携を深め、地域住民の安全と利便性を確保するための具体的な対策が急務である。
この投稿は島尻安伊子の公約「JUNGLIA(ジャングリア)に係る渋滞対策」に関連する活動情報です。
コメント: 2件
2025-03-07 10:05:01(うみ)
交通インフラの整っていない田舎にテーマパーク誘致とか正気ですか?
名護東道路の延長と言っていますが、それも未定ですよね?ジャングリア以外で働いている地元住民もたくさんいるという事を島尻安伊子は知らないの?本当にムカつく!!
2025年3月9日 22:29 今帰仁人
誘致するだけして、当初から言われている渋滞に関してはコメントなし。本当に無責任な政治家ですね。
2025年3月8日 18:39 比嘉
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