2025-05-10 コメント投稿する ▼
公明党、米価高騰で現場調査 流通改善と農家支援へ具体策検討
公明党、米価高騰で現場調査 流通改善と農家支援に向けた対策探る
政府は、コメの流通円滑化を目指し備蓄米の放出を進めているが、価格は依然として高止まりしている。こうした状況を受け、公明党は実態把握のため現場調査を開始。10日には神奈川県本部の三浦信祐代表と佐々木さやか代表代行(参院議員、神奈川選挙区候補)が平塚市と小田原市を訪問し、農家や小売店の声を直接聞いた。
米価高騰に小売店主が苦言 「流通を見直すべき」
平塚市の米店を訪れた公明党の一行は、店主の横山俊一さんから現状の厳しさを聞いた。横山さんは「コメの仕入れ価格が上がり、入荷も不安定。政府の備蓄米が供給されても、地域に届く量は少なすぎる」と述べ、流通の滞りに疑問を呈した。
「流通ルートが限られていて、トラック不足も影響している。もっと効率的にコメが届く仕組みを考えてほしい」と横山さんは訴えた。
農家の苦悩「経費増で収入が追いつかない」
一行はさらに、平塚市内の水田を経営する兼業農家の本城義久さんとも意見交換。本城さんは「コメの売り上げだけでは生活が成り立たない」とし、経費の高騰が大きな負担となっていると指摘。「農業を続けるには生産性向上が必要だが、農地の集約化が進まなければ難しい」と語った。
小田原市では別の農家、奥津和子さんが、高齢化や物価高が経営を圧迫していると説明。「農機具や肥料の価格が上がり、収益は減る一方。持続可能な農業には支援が不可欠」と強調した。
公明党、現場の声を政策に反映へ
調査後、三浦代表は「現場での声を集め、持続可能な農業に向けた政策を検討していく」と述べ、農家や流通関係者の意見を取り入れた施策の必要性を強調した。佐々木氏も「流通の目詰まりを解消し、コメ価格を安定させる取り組みが重要だ」と意欲を示した。
ネットユーザーの反応
「実際に現場を訪れて調査する姿勢は評価したい」
「備蓄米の放出だけでなく、流通改善を本気で考えてほしい」
「農業の持続性を確保するには、収入安定策が必要だ」
「高齢化した農家が苦しんでいる。支援が急務だ」
「コメ価格が安定しないと、消費者も困る」
米価高騰を受けた公明党の現場調査は、農家や流通関係者から貴重な意見を収集。持続可能な農業の実現に向け、今後の政策提言にどうつながるかが注目される。