2025-03-24 コメント投稿する ▼
福井県知事、関電の使用済み核燃料搬出工程表を容認
■背景と経緯
-工程表の見直し:
関西電力は、青森県六ケ所村にある再処理工場の完成が従来計画よりも約2年遅れ、2026年度内に延期されたことを受け、使用済み核燃料の搬出計画を再編成した。
-県外搬出計画:
新しい工程表では、2026年度から2028年度にかけて計198トンの使用済み燃料を3年間で搬出し、その後も必要に応じて搬出を継続する方針が示されている。
-フランスへの搬出:さらに、2027年度から2029年度にかけて高浜原発から約200トンをフランスに搬出する計画に加え、2030年度以降にも計約200トンを搬出する予定である。
■関係者のコメント
-関西電力森望社長:
「工程表に従って使用済み燃料を県外に確実に搬出し、貯蔵量を減少させていくことが私の責務」と強調。
-福井県杉本達治知事:
「県として実効性があると判断したい」と述べ、関電の新たな工程表を容認する意向を示した。
■今後の展望
関西電力は、使用済み核燃料の県外搬出を確実に進めることで、福井県内の原発3基の運転継続を目指す。これにより、地域の安全性向上と信頼回復に努める方針である。