2026-03-08 コメント投稿する ▼
参政党が統一地方選で500人当選目標 神谷宗幣代表SNS頭打ちで組織強化
参政党は2026年3月8日、東京都内で党大会を開き、2027年春の統一地方選挙で500人を当選させるとした活動目標を決定しました。 神谷宗幣代表は党大会で「必ず盛り返す」と意気込みを示しましたが、その背景には2026年2月の衆院選での議席伸び悩みと、高市早苗首相率いる自民党への保守票流出という厳しい現実があります。
参政党は2026年3月8日、東京都内で党大会を開き、2027年春の統一地方選挙で500人を当選させるとした活動目標を決定しました。神谷宗幣代表は党大会で「必ず盛り返す」と意気込みを示しましたが、その背景には2026年2月の衆院選での議席伸び悩みと、高市早苗首相率いる自民党への保守票流出という厳しい現実があります。
目標30議席に届かず15議席で終わった衆院選
参政党は2026年2月8日投開票の衆院選で、公示前の2議席から15議席に増やしました。しかし当初目標としていた30議席には届かず、神谷氏は党大会のあいさつで「決して十分な結果ではなかった」と振り返りました。
昨年3月の党大会時に衆参両院で4人だった国会議員は30人に増えたものの、衆院選では182人を擁立した小選挙区で当選者はゼロという結果でした。参政の躍進を支えた保守層の多くが、高市首相率いる自民党支持に回ったことが主な要因とみられています。
参政幹部は「得意としたSNSによる拡散が頭打ちとなり、街頭演説などに注力して『高市旋風』に耐えた」と指摘しました。神谷氏自身も「党の新規性が薄れた」と述べ、参政党の得票数が2025年参院選の比例代表の票数に届かなかったことを認めました。自民党に戻る票は織り込んでいたとしつつ「我々が思っていた以上に票が抜けた」と説明し、票をつなぎとめられなかった原因を検証していくと話しています。
「参政党も結局、自民党に食われちゃったね」
「SNSで盛り上がってただけで、組織がなかったってことか」
「高市さんが総理になったら、参政党の存在意義がなくなるわな」
「地方議員を増やすって言っても、そんな簡単にいくのかな」
「500人って本気か。現実見えてないだろ」
地方議員182人から500人への挑戦
今後は地方組織を中心に足腰を強化し、風に負けない体制を整える戦略を描いています。地方議員は国政選を支える力になりますが、2026年3月1日時点の参政地方議員は182人で、3000人規模の公明党には遠く及びません。
参政の活動目標には、年内の地方選に100人を擁立し、9割の当選を目指すと盛り込まれました。神谷氏は統一選に600人規模を出馬させる意向を示しており、候補者育成に向けた政治塾の開催にも力を入れます。
増額される政党交付金を活用して党職員も増員します。ボランティア頼みだった地方組織への職員の配置を積極的に進める計画です。神谷氏は記者団に「このタイミングで地方議員を増やし、普段から活動してもらわないと風に頼る選挙になってしまう」と話しました。
比例定数削減案への危機感
参政党が地方組織づくりを急ぐ背景には、与党に衆院選の比例代表の定数削減案が浮上していることへの危機感もあります。自民党と日本維新の会は特別国会で衆院選の定数削減に関する法案の成立を目指しており、比例のみを減らす案が出ています。
参政党は衆院選で15議席を獲得したものの、比例のみで小選挙区の当選はありませんでした。比例定数が削減されれば、参政党にとって大きな打撃となります。神谷氏は「小選挙区でも勝てる戦い方に変えていかないといけない」と語り、地方組織の強化が急務であることを強調しました。
神谷氏は統一地方選の目標に関し、2025年参院選と2026年2月の衆院選の結果を踏まえれば「500議席ぐらいは十分に取れる」と分析しました。記者団に「候補者さえ集まれば票と応援してくれる組織はある状況だ」と語りましたが、その根拠は必ずしも明確ではありません。
前回統一選の100人から5倍への飛躍は可能か
参政党が2027年春の統一地方選で目指す500人の当選は、前回統一選の5倍にあたる数字です。これを実現するには、候補者の発掘と育成、選挙運動を支える組織体制の構築が不可欠です。
しかし衆院選で明らかになったのは、SNSによる拡散という参政党の強みが頭打ちになっているという現実です。街頭演説などのアナログな選挙活動に注力せざるを得なかったことは、組織力の弱さを物語っています。
今後は地方組織にボランティアではなく職員を配置することで活動量を増やす考えですが、政党交付金を活用した職員の増員だけで、公明党のような強固な組織ネットワークを短期間で構築できるかは疑問が残ります。
神谷氏は党大会で「自民党が圧倒的に強い中、止めることはなかなか難しい。でも国民の声をしっかりと受け止めていれば、必ずわれわれに光が当たる」と訴えました。また、今後の国政選挙では「党外から連れてくるより、地方議員として経験を積んだ生え抜きを出す」と述べ、地方議員の育成を通じて国政への道筋をつける方針を示しました。
衆院選での自民党圧勝を受け「自民関係者の間では、しばらく参政への興味、関心は薄れるだろう」とも予測した神谷氏。参政党にとって、統一地方選での500人当選という目標は、党の存在意義を問い直す重要な試金石となりそうです。