2025-03-21 コメント投稿する ▼
杉尾議員と石破首相、政治資金と杉田水脈氏公認を巡る激しい論戦
■ 政治資金の運用に対する疑問
杉尾氏は、最近話題となった自民党による商品券配布問題を引き合いに出し、自民党の金銭感覚が長年染みついていることを指摘しました。彼は、この問題が自民党の「政治文化」に根ざしているとし、過去の慣習に対して疑問を投げかけました。杉尾氏は、首相が反省しているのであれば、自らこの文化にメスを入れるべきだと強調。その上で、歴代の首相や党総裁の金銭感覚にまで踏み込むべきだと訴えました。
これに対し、石破首相は「テレビ番組ではないので、誰に質問をしているのかきちんと言ってほしい」と皮肉を込めて返答しました。さらに、「自民党の文化や慣習について断定的に述べる立場にはない」とし、杉尾氏の主張に対して慎重な姿勢を見せました。
■ 企業・団体献金についての対立
続いて杉尾氏は、企業や団体からの献金に関して言及。これを悪しき慣習として批判し、企業・団体献金を見直すべきだと訴えました。杉尾氏は、立憲民主党や日本維新の会が提出した法案に賛成するよう求めました。
一方で、首相は企業・団体献金を一概に「悪」とする論理に対して疑問を呈しました。「全ての企業献金が悪だというわけではなく、個人献金と公費に頼る政治の問題もある」と指摘し、杉尾氏の見解に反論しました。
■ 杉田水脈氏の公認問題
さらに杉尾氏は、杉田水脈元衆院議員が自民党の参院選候補として公認されたことを問題視。杉田氏が過去に裏金問題や政治倫理審査会への不出席などで批判を浴びていたことを挙げ、首相に公認決定の理由を問いただしました。杉尾氏は、首相が杉田氏に対して「満面の笑み」で拍手を送っている写真を示し、「このような人物を公認することには強い批判がある」と強調しました。
これに対し、首相は「顔の大半は拍手の手で隠れているので、この写真を見て『満面の笑み』とは言い難い」と反論しました。そして、杉田氏の公認決定については、自民党内で「公認が望ましい」との判断が上がり、最終的に自分が了承したことを説明しました。