2026-02-02 コメント投稿する ▼
榛葉賀津也氏が自民守旧派を痛烈批判、国民民主の存在意義訴え
衆院選の中盤情勢が与党優勢と報じられる中、榛葉氏は国民民主党の存在意義を力強く訴え、ガソリン税の暫定税率廃止や103万円の壁引き上げといった政策実現の立役者として、有権者に支持を呼びかけました。
自民守旧派の正体を暴く
国民民主党の榛葉賀津也幹事長が2026年2月2日、東京都内で街頭演説を行い、自民党の「抵抗勢力」を厳しく批判しました。衆院選の中盤情勢が与党優勢と報じられる中、榛葉氏は国民民主党の存在意義を力強く訴え、ガソリン税の暫定税率廃止や103万円の壁引き上げといった政策実現の立役者として、有権者に支持を呼びかけました。
57歳の榛葉氏は、静岡県菊川市出身で参議院議員5期を務めるベテラン政治家です。米国オハイオ州オタバイン大学で政治学を学び、イスラエル国立ヘブライ大学大学院で国際政治学を修めた国際派でもあります。防衛副大臣、外務副大臣を歴任し、2020年から国民民主党幹事長として玉木雄一郎代表を支え続けています。
榛葉氏の街頭演説は、国民生活に直結する政策実現の重要性を訴えるものでした。「過半数割れした少数高市内閣で国民民主が行けって言ったから政策実現して、みんなが世の中が変わったと言っている」と力説し、衆参両院で単独過半数を持たない政権下で、国民民主党がキャスチングボートを握って政策を動かしてきた実績を強調しました。
自民党内の抵抗勢力を告発
榛葉氏の演説で特に注目を集めたのは、自民党内の守旧派に対する厳しい批判でした。名前は明かさなかったものの、ニックネームで「ラスボス」と呼ばれる人物がいたと指摘し、「抵抗勢力だよ。そうした抵抗勢力が、あたかも高市さんと一緒に、積極財政の推進派みたいな顔をしている」と述べました。
「あんたこの間まで反対だったじゃないか。騙されてはいけない」と訴える榛葉氏の言葉には、国民を欺く政治への怒りがにじんでいました。与党が目指す政治の安定についても、「与党の国会議員の絶対的な過半数だろう。数の安定性で国民の生活が前に行くんだったら、とっくに前に行っていたはずだ」と痛烈に批判しました。
榛葉氏は戦後80年間の自民党政治を振り返り、「自民が圧倒的過半数を持っていたのが何十年もあった。その間に1円でもガソリン税下げなかったではないか。103万円の壁は上がっていないではないか」と指摘しました。この発言は、数の力だけでは国民生活は良くならないという、国民民主党の姿勢を明確に示すものでした。
街頭演説を聞いていた有権者からは、様々な反応が寄せられています。
「榛葉さんの言う通りだよ。国民民主がいなかったらガソリン税下がらなかったでしょ」
「自民の守旧派を批判してくれてスッキリした。本当に変わらなきゃダメだよね」
「103万円の壁も国民民主が押したから実現したんだ。もっと議席増やしてほしい」
「榛葉さんの演説聞いて、国民民主に入れようと思った。対決より解決って大事」
「高市さんの改革派を応援するのは賛成だけど、守旧派はダメって正論だと思う」
政策実現の実績を強調
榛葉氏の主張の根幹にあるのは、国民民主党が実現してきた具体的な政策実績です。2024年12月の自民党、公明党、国民民主党の3党幹事長合意により、ガソリン税の暫定税率廃止と103万円の壁の178万円への引き上げが合意されました。
ガソリン税の暫定税率は約50年間も上乗せされてきた税金で、1リットルあたり25.1円の負担となっていました。これが2025年12月31日に廃止されたことで、国民の家計負担は大きく軽減されました。また、103万円の壁については2025年12月18日に自民党との間で178万円への引き上げで合意し、納税者の約8割をカバーする減税が実現しました。
これらの政策実現は、衆参両院でどの勢力も単独過半数を獲得していないハング・パーラメント状態の中で、国民民主党がキャスチングボートを握ったことで可能になりました。榛葉氏は「対決より解決」という党の理念を体現し、与野党の枠を超えて国民生活のための政策を推進してきました。
危機感を持って訴える選挙戦
しかし、2026年2月2日付の朝日新聞が報じた衆院選の中盤情勢は、国民民主党にとって厳しい内容でした。自民党が単独過半数を上回る勢いで、日本維新の会とあわせて与党が300議席超をうかがうという報道は、国民民主党がこれまで握ってきたキャスチングボートを失いかねない状況を示していました。
榛葉氏は「高市さんの改革を進める人が当選するのは大賛成だ」としながらも、「結局、守旧派の自民がどんどんどんどん当選したらだめだ」と危機感を示しました。そのうえで、「国民民主がいないと、何もできない」と述べ、有権者に支持を訴えました。
この発言の背景には、自民党が大勝すれば国会で握っていたキャスチングボートを手放すことになりかねないという、切実な危機感があります。国民民主党は2024年10月の衆院選で公示前勢力からほぼ横ばいの議席を確保し、石破内閣の少数与党状態で政策実現の原動力となってきました。しかし与党が過半数を大きく超えれば、その影響力は失われてしまいます。
国民のための政治を貫く
榛葉氏は玉木雄一郎代表を「太陽」に例え、自身は「月」として支える存在だと語るほど、代表との蜜月関係で知られています。2020年の新しい国民民主党結党以降、一度も交代することなく幹事長という要職を務め、党の実務を取り仕切ってきました。
防衛副大臣、外務副大臣の経験を持つ榛葉氏は、安全保障や外交にも精通しています。しかし今回の選挙戦では、国民生活に直結する経済政策を前面に打ち出し、有権者の共感を得ようとしています。
「対決より解決」を掲げる国民民主党の姿勢は、榛葉氏の演説に色濃く表れています。与党を批判するだけでなく、具体的な政策実現のために与党とも協力する柔軟な姿勢が、党の特徴となっています。
2026年2月8日の投開票を前に、榛葉氏は全国を駆け巡り、国民民主党の実績と存在意義を訴え続けています。自民党の守旧派を批判しながらも、高市首相の改革派は応援するという姿勢は、単なる野党としての対決姿勢ではなく、日本の政治を前に進めるための現実的なアプローチです。
榛葉氏の言葉は、政治の安定が数の力だけでは実現できないこと、そして国民のための政策を推進するには、与野党を超えた協力が必要であることを示しています。国民民主党のキャスチングボートが失われれば、これまで実現してきた政策の推進力も失われかねません。榛葉氏の訴えは、まさに日本の政治の岐路に立つ有権者への切実なメッセージなのです。