2025-03-23 コメント: 1件 ▼
片山さつき氏、商品券問題で石破首相に厳しい批判「今、これをやっちゃいけなかった」
■ 石破首相への苦言
片山氏は、石破首相がこの問題で責任を問われていることに対し、「これからは未来永劫、こういうことはしないと総理として、総裁としてしっかり宣言してほしい」と訴えた。さらに、自身が2005年の郵政選挙で「小泉チルドレン」として当選した際には、商品券配布のような事例に関与した記憶はないと振り返り、「当時とは状況が違う」と述べた。
また、片山氏は、今回の問題が起きた時期、つまり年度末の3月に発生したことを指摘し、「予算案を遅れなく通すことが最も大切な時期に、こんな問題が起きるなんて大きな過ちだ」と語った。
■ 「ご苦労さま」で10万円配布は無理
片山氏は、現在の経済状況を考えれば、政府が「ご苦労さま」として商品券を配ることは無理だと指摘した。「今、10万円を配ろうとする企業カルチャーはないし、昔のやり方を繰り返すべきではない」と述べ、現状を考慮すべきだと強調した。
さらに、過去に商品券を配ることが自民党内で「伝統」とされていたことについても、「それを『伝統』という美しい言葉で言っていいのか?」と疑問を投げかけ、「あしき慣行」だと強く批判した。
■ 歴代政権の影響と大岡議員の証言
2012年の衆院選で初当選した自民党の大岡敏孝衆院議員が、当時の第2次安倍政権時代に「商品券的なもの」を受け取ったと証言したことにも言及し、片山氏は、大岡議員が「前からやっていることをやっている」として石破首相をかばうような発言をしたことに疑問を呈した。片山氏は、「石破さんは今、自民党のトップで総理。過去の責任を今、負う立場だ」と指摘し、「かばう意図があるなら、それは違う」と述べた。
■ 今後の対応の必要性
片山氏は、現総理総裁が謝罪し、今後こうした問題が二度と起こらないように党内で話し合い、何が政治的利用にあたるのかを明確にするべきだと訴えた。「これから絶対にこういうことが起きないように、皆で議論していく必要がある」と述べ、石破首相に責任を果たすよう求めた。
今回の問題を受け、片山さつき氏は、自民党内での過去の慣行に対して厳しい立場を取り、石破首相がしっかり謝罪し、今後再発防止に向けて指導力を発揮するべきだと訴えた。自民党のトップとして、過去の慣習がどのように見えるかを意識し、今後の対応をしっかりと考えるべきだという点が強調された。