2025-03-08
自民党幹事長会議、地方議員の不満が噴出 「野党に押されている」
自民党は3月8日、党大会に先立ち、都道府県連の幹部を集めた全国幹事長会議を党本部で開催した。石破茂首相(自民総裁)は、6月の東京都議選と夏の参院選に向け、「日本国のために、次の時代のために、何としても勝ち抜きたい」と決意を述べた。一方、地方議員からは、令和7年度予算案の賛成を取り付けるために高校無償化などで野党に譲歩を繰り返す執行部への不満の声が上がった。
■首相と幹事長の発言
石破首相は会議で、「国民に最も身近な政党が自民党だと思ってもらえるべく、総力を挙げて選挙に臨む」と強調。森山裕幹事長も参院選について、「党の勢力を結集して勝利し、政治の安定を実現して国民を守り抜いていかなければならない」と述べた。
■地方組織の危機感
しかし、地方組織からは危機感が伝わる。昨年の衆院選で自民党が大敗した背景には、岩盤保守層の離れや「政治とカネ」を巡る問題が影響していると指摘されている。この日の会議では、参院選に向けて「もっと分かりやすい政策を打ち出した方がいい」との意見が出た。また、国会運営については「野党に押されているところがあるのではないか」との懸念も示された。
■地方議員の声
党富山県連の宮本光明幹事長は、参院選について「厳しい環境だという思いは、執行部もわれわれも持っている」と語り、地方議員の不安を代弁した。これらの声から、党内には現執行部の方針に対する不満や、今後の選挙戦に向けた戦略への疑問が広がっていることが伺える。
- 首相の決意表明:
石破首相は、6月の東京都議選と夏の参院選に向けて全力を尽くす意向を示した。
- 地方組織の危機感:
昨年の衆院選の敗北を受け、地方議員からは政策の明確化や選挙戦略への不安が表明された。
- 国会運営への懸念:
野党に押され気味な国会運営に対する懸念が、地方議員から上がっている。
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2025-03-10 09:32:30(キッシー)
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