2025-02-28
石破首相、高額療養費制度の負担増実施を表明
石破茂首相は28日の衆院予算委員会で、医療費が高額になった場合に患者が負担する費用の上限を引き上げる「高額療養費制度」の見直しについて、「凍結せず実施したい」と述べました。負担の引き上げについては、2026年度以降を見込んでおり、その方針を決める前に、今年秋までに患者団体を含む関係者の意見をよく聞くことが重要だとしています。
【患者団体の懸念】
この発言に対して、患者団体からは反発の声が上がっています。全国保険医団体連合会は、「高額療養費制度の見直しは一部修正ではなく、撤回すべきだ」との声明を発表しました。負担増が実施されると、治療を続けるために必要な費用が増え、患者にとって大きな負担となる恐れがあると警告しています。
また、日本共産党は、見直し案による負担増が、受診を控えさせ、結果的に命に関わる問題を引き起こす可能性があると指摘しています。これにより、医療に対する不安がさらに高まるとの懸念が広がっています。
【政府の立場と今後の方針】
一方で、政府は高額療養費制度を持続可能なものにするため、負担の引き上げを検討しています。石破首相は、これによって現役世代の保険料負担を軽減できるとの考えを示しましたが、その反面、負担増に対する不安をどう解消するかが重要な課題だと強調しています。
今後は、患者団体との対話を重ね、制度の見直しが進められることになりますが、医療費負担の軽減と制度の持続可能性をどうバランスさせるかが大きな焦点となりそうです。
コメント: 0件
2025-02-28 17:27:42(藤田)
コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。
「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。
政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。
選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。
※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。