2025-01-22
公約2024年、医療機関の倒産・休廃業が過去最多に
2024年、医療機関(病院、診療所、歯科医院)の倒産は64件、休廃業・解散は722件となり、いずれも過去最多を記録しました。
■倒産の増加
倒産件数は64件で、2009年の52件を大きく上回り、過去最多となりました。
業態別内訳:
病院:6件
診療所:31件
歯科医院:27件
特に診療所と歯科医院の倒産が増加し、全体を押し上げました。
■主な原因
倒産の主な原因は以下の通りです:
収入の減少(販売不振):
全体の64.1%(41件)を占め、コロナ禍で受診者が減少したことが影響しています。
受診者の選別意識の高まりや、かかりつけ医の見直しが要因と考えられます。
コロナ関連補助金の削減:
コロナ禍での事業者支援が減少し、収入が減少しました。
材料費・人件費の増大:
医薬品や検査キットなどの材料費、賃上げによる人件費が増加しました。
コロナ関連融資の返済開始:
融資の返済が始まり、資金繰りが厳しくなりました。
■負債額の状況
倒産した医療機関の負債総額は282億4200万円で、前年から11.3%増加しました。
業態別平均負債額:
病院:8億7100万円
診療所:5億3800万円
歯科医院:2億3400万円
特に医療脱毛クリニック「アリシアクリニック」を展開していた医療法人美実会の負債は72億9500万円で、最大となりました。
■休廃業・解散の増加
休廃業・解散は722件で、過去最多を更新しました。
業態別内訳:
病院:17件
診療所:587件
歯科医院:118件
特に診療所の増加が顕著で、全体の81.3%を占めています。
■主な原因
休廃業・解散の主な原因は以下の通りです:
経営者の高齢化:
診療所の経営者の54.6%が70歳以上で、後継者不在が深刻な問題となっています。
後継者不在:
診療所の50.8%が後継者候補がいないと回答しています。
■今後の見通し
2024年の倒産件数(64件)、休廃業・解散件数(722件)はともに過去最多を更新しました。2026年には同件数が1000件に達する可能性が高まっています。
経営者の高齢化や後継者不在が主な要因であり、今後も増加が予想されます。
この投稿は石破茂の公約「医療機関の負担軽減」に対する評価として投稿された情報です。
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2025-01-22 14:46:02(くじら)
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