清水貴之氏、参院選兵庫選挙区に維新から立候補へ

清水貴之氏、参院選兵庫選挙区に立候補へ

昨年11月の兵庫県知事選で落選した清水貴之氏（50）が、今年の参院選兵庫選挙区（改選数3）に日本維新の会から立候補する意向を固め、現在その調整を進めていることがわかった。複数の関係者によると、近く維新の国会議員に対して支援をお願いする予定だという。

経歴と立候補の経緯

清水氏は元朝日放送のアナウンサーで、2013年の参院選で維新公認として兵庫選挙区から初当選。その後、2期目途中で辞職し、維新を離党して無所属で兵庫県知事選に立候補したが、結果は落選に終わった。

昨年10月には衆院選兵庫8区から立候補予定だったが、維新の県議団からの要請を受けて知事選に鞍替えした経緯がある。

参院選兵庫選挙区の動向

現在、兵庫選挙区では自民党の現職・加田裕之氏（54）と公明党の現職・高橋光男氏（48）が改選を迎え、また参政党からは新人の藤原誠也氏（36）が立候補を表明している。清水氏が参院選に立候補することで、選挙戦はさらに激化する可能性がある。

維新との調整

清水氏は神戸新聞社の取材に対し、「現時点ではまだ言えることはない」とコメントした。維新の兵庫県組織「兵庫維新の会」の国会議員らは、2月中に対応を協議する予定だという。

参院選は今年の夏に実施される予定で、兵庫選挙区の改選数は3。各候補者がどのような戦いを繰り広げるのか、注目が集まる。