2025-06-26 コメント投稿する ▼
参院選千葉で維新の石塚貞通氏が出馬表明 社会保険料減とネット投票実現を訴え
参院選千葉に維新と諸派の新人が出馬表明 社会保障や教育改革に訴え
7月の参院選千葉選挙区(改選数3)において、新たに日本維新の会から司法書士の石塚貞通氏(58)が立候補を表明した。6月26日に千葉県庁で記者会見を開いた石塚氏は、「社会保険料を引き下げ、実質手取りを増やしたい」と訴え、維新が掲げる経済政策の中核である“減税・負担軽減”の必要性を強調した。
石塚氏は野田市で司法書士事務所を経営し、昨年の衆院選では千葉8区から同党公認で立候補するも落選。今回が国政選挙への再挑戦となる。記者会見では、企業・団体献金の完全廃止やインターネット投票の導入といった、政治制度の透明性向上も掲げ、「若者が投票しやすい社会をつくりたい」と意気込みを語った。
石塚氏の主張は、日本維新の会が掲げる「身を切る改革」や「税の無駄遣い排除」と親和性が高く、制度改革を訴える中で独自色を打ち出したい考えだ。なお、千葉選挙区は激戦区とされており、現職と有力新人がひしめく中、石塚氏がどこまで存在感を示せるかが焦点となる。
「社会保険料の話は身近でありがたい」
「企業献金禁止に本気なら応援したいけど、できるの?」
「ネット投票は歓迎。実現してくれるなら一票入れたい」
「落選経験あるけど、今度は何か違うかも?」
「司法書士って地味だけど信頼はある職業だよね」
諸派からは橋本直久氏が出馬 教育問題と“憲法復元”を掲げる
同日、政治団体「日本誠真会」からも新人候補が名乗りを上げた。元高校講師の橋本直久氏(61)は、「教員の多忙化が、子供の心に寄り添えない教育現場を生んでいる」として、教職の働き方改革を最重要課題に掲げている。
また、橋本氏は記者会見で「大日本帝国憲法の復元」といった独自の主張も展開。戦前の価値観を再評価する姿勢をにじませた。とはいえ、有権者の支持を得られるかは未知数で、政治団体「日本誠真会」そのものの知名度も限られている。
橋本氏は「教育現場の声を国政に届けたい」と語っており、自身の教職経験を前面に出した選挙戦を展開する構えだ。
「教員の働き方改革、大事。これはもっと議論されるべき」
「帝国憲法って…正直ついていけない」
「現場出身なのは信用できるけど、主張が極端すぎるかも」
「少なくとも、教育の問題提起には意義がある」
「諸派だけど、地方議会からでも始めてほしかった」
千葉選挙区は激戦の様相 維新の台風の目になるか
千葉選挙区は改選数3に対し、与野党の有力候補や地元の知名度ある人物が集中しやすい構造にある。これまでも無党派層の動向が結果を大きく左右してきた地域であり、特に若年層の票をどう取り込むかが鍵だ。
維新の石塚氏は、制度改革や手取り向上といった経済直結の政策を打ち出す一方、諸派の橋本氏は教育現場の実情を訴えるかたちで、候補者ごとに明確なカラーが出ている。ただ、両者ともに新人であり、現職議員や大手政党の候補にどう立ち向かうかは厳しい選挙戦となる。
今後、街頭演説やSNS戦略、メディア露出の機会を通じてどこまで認知を広げられるか。特に石塚氏にとっては、維新が掲げる「減税」「企業献金廃止」といった明快なメッセージを、どれだけ千葉の有権者に響かせられるかが、勝負の分かれ目となりそうだ。