2025-06-17 コメント投稿する ▼
参院選千葉に日本改革党新人が出馬 消費税廃止と対北強硬姿勢を掲げ訴え
千葉選挙区に新風、日本改革党・江田氏が出馬表明
今夏の参院選で、千葉選挙区(改選数3)に新たな挑戦者が名乗りを上げた。政治団体「日本改革党」の公認候補として、元川崎市職員の江田良将(えだ・りょうすけ)氏(48)が17日、県庁で記者会見を開き、立候補の意向を正式に表明した。
江田氏は会見で「国民に多大な負担を強いる今の政治は、もはや限界だ」と語り、既成政党への強い不信をにじませた。掲げた政策は、消費税の段階的な減税を経て将来的な廃止を目指すという明確な減税路線と、北朝鮮による拉致問題の早期解決をはじめとする安全保障の強化だ。
「誰も言わない『消費税ゼロ』を堂々と言ってくれるのはありがたい」
「川崎市職員出身ってのが地味に信頼できる感じがする」
減税と主権を軸に「現実派」アピール
江田氏は公務員としての現場経験を踏まえ、「国民感覚とかけ離れた官僚主導の政策にメスを入れるべき」とも述べ、減税政策の必要性を強調。「少子高齢化が進む中、消費税を維持することは家庭と企業の体力を奪っている。景気を冷やす税制を廃止することで、日本経済の底上げができる」と訴えた。
また、安全保障政策についても、「北朝鮮による日本人拉致は人権と主権の問題。これを放置するのは国家としての自殺行為だ」と強調し、「国民の命と尊厳を守る政治を取り戻す」と力を込めた。
「本気で拉致問題を訴える候補、何人いる? こういう人を国会に送りたい」
「国民が苦しんでる時に、消費税を減らすと言えるのは正しいと思う」
草の根からの挑戦、既成政党批判が支持の鍵に
江田氏の出馬は、千葉選挙区の選挙戦に新たな視点をもたらしそうだ。現在、与野党の有力候補が名を連ねるなかで、いかに「草の根の声」を代弁する存在として差別化を図れるかが注目される。
特に消費税減税という政策は、物価高が続く今の時代背景ともマッチしており、有権者からの一定の支持を得る可能性はある。江田氏は今後、街頭演説やSNSなどを通じて、生活者目線の政策を発信しながら支持を広げていく構えだ。
「減税、主権、既存政治の打破──この人の言うことは意外と現実的だ」
「改革党ってマイナーだけど、こういう無所属系が選挙を面白くする」
問われるのは“声を届ける力”
江田氏のような新人候補が当選にたどり着くには、政党の組織力に頼らず、いかにして国民のリアルな不満や希望を掬い上げ、政策として形にするかが鍵を握る。特に千葉選挙区は有権者数も多く、広範な浸透力が必要だ。
一方で、いわゆる“改革派”の立場に立つ候補者への期待感は、既存政党への失望感と表裏一体でもある。江田氏の提案する「消費税ゼロ」「安全保障の再構築」は、その実現性と説得力が問われることになる。
しかし、今の政界で“改革”を口にする者は多くても、実際に痛みを伴う政策を訴える候補は少ない。江田氏のような立場こそ、本来の意味での「政治的挑戦者」といえるかもしれない。