後藤田知事、徳島新聞を「欠陥品」と再批判 記者の質問を無視し会見打ち切りに波紋

2 件のGood
0 件のBad

後藤田知事、徳島新聞を「欠陥品」と再批判 記者の質問を無視し会見打ち切りに波紋

後藤田知事、報道姿勢に激怒


徳島県の後藤田正純知事が6月6日の定例記者会見で、徳島新聞に対して「欠陥品」とまで言い切る痛烈な批判を展開し、再び注目を集めている。知事は直近、自身のSNS上でも徳島新聞の報道を「誤報」「虚偽報道」と相次いで糾弾しており、会見ではその“真意”が問われる形となった。

しかし、知事は具体的な根拠について明確に答えることなく、「その質問に答えるのは県民に対して失礼だ」と述べ、会見を打ち切って退室。記者たちの質問が続く中、説明責任を果たさないまま会場を後にするという異例の事態となった。

批判の矛先は「報道機関としての資質」


後藤田知事は会見で、「徳島新聞は報道機関として基本的な責任を果たしていない」「県民に歪んだ情報を届けている」と非難。そのうえで、「欠陥品というのは、機能を果たしていないという意味。公共性を持つはずのメディアがその役割を放棄している」と発言した。

知事の怒りは、徳島新聞が掲載した複数の県政報道の内容や見出しに起因しているとされる。具体的な記事タイトルや表現については明かされなかったが、知事は「一部報道は意図的に誤解を生むよう編集されている」と主張した。

しかし、報道機関側からすれば、知事が根拠を示さないまま「誤報」と断定している姿勢に懸念がある。会見では徳島新聞の記者が「どこが誤報なのか」と繰り返し尋ねたが、知事はそれに一切答えなかった。

説明責任を放棄した“途中退室”の代償


後藤田知事の発言そのもの以上に問題視されているのが、その場を打ち切り退席した対応である。公人として、報道との対立があるにせよ、公開の場での説明を回避する姿勢には「説明責任を果たしていない」との声が相次いでいる。

知事にとって、記者会見は政策や立場を直接県民に伝える重要な機会である。その場を自ら放棄したことは、政治姿勢に対する疑問を抱かせる結果となった。

また、SNS上での「誤報」認定も、公的な根拠が乏しいまま発信されている点について、県内外のメディア関係者からも批判の声が出ている。

後藤田氏の姿勢にネットも賛否


SNSでは、後藤田知事の強硬姿勢に対し、擁護と批判が入り混じった反応が見られた。

「後藤田さんよく言った。地元紙があまりに偏ってる」
「誤報だというなら事実関係を示すべき。説明放棄はマズい」
「あれだけ攻撃しておいて質問に答えないのは大人げない」
「メディアの傲慢を正す姿勢は評価するが、やり方が強引すぎる」
「県民のために言論より政策で勝負してほしい」


後藤田氏はこれまでにも、地方政治の改革を訴える中でメディア批判を繰り返してきた経緯がある。今回の件も、その延長線上にあるとみられている。

知事の発信力は武器かリスクか


SNSを通じて自らの主張を県民に届ける発信力は、現代の政治家にとって重要な武器となっている。一方で、公的説明の場で説明を回避する態度は、双方向の民主主義とは言えず、信頼の損失にもつながりかねない。

後藤田知事は、地方行政の効率化や財政改革で実績を上げてきたが、今回のような姿勢が県民の評価にどう影響するかは不透明だ。今後、知事がどのような形で批判の根拠を明らかにするのか、あるいは沈黙を続けるのかが、注目されている。

コメント投稿する

2025-06-07 15:06:43(藤田)

2 件のGood
0 件のBad

この後藤田正純の活動・報道内容を評価しますか?

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

関連する活動報告

人気のある活動報告

オススメ書籍

わが憲法改正案

わが憲法改正案

思想の英雄たち

思想の英雄たち

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

リベラルという病

リベラルという病

後藤田正純

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.37