2025-05-09 コメント: 1件 ▼
岩屋外相、インド・パキスタン外相と電話協議 カシミール緊張に自制と対話を要請
岩屋外相、インド・パキスタン外相と電話協議 対話と自制を要請
インドとパキスタンの間で続くカシミール地方を巡る緊張が高まる中、日本の岩屋毅外相は5月7日にインドのジャイシャンカル外相、9日にパキスタンのダール外相と電話で会談し、双方に自制と対話による解決を求めた。
岩屋外相は、民間人の犠牲者が発生していることを「非常に心痛む」とし、事態がさらに悪化することを懸念。報復の連鎖が続かないよう、双方に冷静な対応を求めた。
カシミール情勢、報復の応酬が続く
カシミール地方を巡る衝突は、インド支配下の地域で発生したテロ事件が発端となった。インドはパキスタンがテロリストの拠点を提供していると非難し、パキスタン領内に空爆を実施。これに対し、パキスタンは「主権侵害」と非難し、報復攻撃を行った。
両国は、カシミールの実効支配線(LoC)周辺での武力衝突を続けており、互いに相手側の被害を報告。インドは「テロ対策」として空爆を正当化し、パキスタンは「自衛の権利」を主張している。
国際社会の懸念と日本の役割
インドとパキスタンはいずれも核兵器を保有しており、国際社会は衝突のエスカレーションを警戒している。アメリカ、G7、中国、サウジアラビアなどが外交的に働きかけ、事態の沈静化を図っている。
日本もこの動きに加わり、岩屋外相が直接電話で両国外相に冷静な対応を求めた。特に日本は、両国が対話を通じた問題解決に向かうよう促している。
ネットユーザーの反応
「インドとパキスタンの武力衝突は怖い。これ以上エスカレートしないでほしい」
「日本が積極的に外交的な働きかけをしているのはいいことだ」
「民間人が犠牲になるのは本当に悲しい。和平が必要だ」
「カシミール問題は根が深い。国際社会がしっかり仲裁するべき」
「両国とも核兵器を持っているからこそ、慎重な対応が求められる」
日本を含む国際社会の調停努力にもかかわらず、インドとパキスタンの緊張は依然として続いている。今後の展開が注目される。