2025-08-05 コメント投稿する ▼
【神谷宗幣代表が初論戦で存在感】外国勢力のSNS選挙介入を批判し、規制と自由の両立を提案
神谷代表、初登壇で存在感 外国勢力のSNS選挙介入に毅然と反論
参政党の神谷宗幣代表が8月5日、参議院予算委員会で初めて質問に立ち、石破茂首相と17分間にわたり論戦を交わした。神谷氏は、外国勢力によるSNS上での選挙介入の危険性を指摘し、選挙の公正を守るための規制を強く訴えた。特に、自身が選挙終盤に受けた「ロシアの後ろ盾がある」との根拠のない風評被害について言及し、政治家としての立場から明確な警鐘を鳴らした。
根拠なき中傷に毅然と反論
予算委員会の冒頭、神谷氏は「我が党初めての予算委員会になります」と静かに挨拶。まずは参院選で掲げた「日本人ファースト」という理念について説明し、日本が自国の利益を守りながら各国と協調する必要性を語った。続けて、日米間の関税合意をめぐる課題を問い、外交姿勢に切り込んだ。
そして後半、神谷氏はSNSを使った外国勢力の選挙介入問題を取り上げた。「我が党は選挙の終盤、『後ろにロシアがいる』と言われ、大変大きな迷惑を被りました」と述べ、事実無根の情報が選挙結果や有権者の判断を左右する危険性を指摘。こうした事態を防ぐための規制や法改正の必要性を提案した。
「事実に基づかない中傷は選挙制度そのものを壊す」
「国民の判断は、真実に基づく情報に裏打ちされなければならない」
規制と自由のバランスを主張
一方で神谷氏は、政府による過度なSNS規制が言論統制につながることにも懸念を示した。「与党だけで閣議決定し、勝手に決めるということがないように」と釘を刺し、規制は必ず与野党を交えた議論で決めるべきだと主張。国民の表現の自由を守りながら選挙の公正を確保するという、現実的なバランス感覚を示した。
石破首相は「公職選挙法や刑法に基づく罰則の適用範囲をきちんと確認する必要がある。政府としては議会と協力し、公正な選挙の実現に努める」と答弁。慎重姿勢を崩さなかったが、神谷氏の具体的な体験に基づく訴えは、議場の空気を引き締めた。
新人議員にも刺激を与えた質疑
質疑後、神谷氏は「記念すべき第1回目の予算委員会で、新人議員も見に来ていた。早口にならないよう気をつけたが、そのせいで質問を2つ落としてしまった」と笑顔で振り返った。それでも「今日は触りだけ。今後も首相と様々なテーマでやり取りしていきたい」と意欲を見せた。
ネット上でも、神谷氏の落ち着いた姿勢と核心を突く指摘には支持の声が多く上がった。
「被害を受けた当事者だからこそ説得力がある」
「規制と自由のバランス感覚が現実的」
「この問題を正面から議論できる議員は貴重」
「与野党での議論を求める姿勢は健全」
「今後の国会論戦にも期待」
秋の臨時国会へ期待高まる
今回の質疑は、参政党にとっても節目となる一日だった。党首自らが被害体験を基にした政策提案を行い、同時に民主的な手続きを尊重する姿勢を明確に示したことで、党の存在感はさらに高まった。秋に予定される臨時国会では、神谷氏がどのような形でこの問題を深掘りし、制度改正に結び付けていくのか注目される。