2025-07-17 コメント投稿する ▼
参政党・神谷宗幣氏の「日本人ファースト」発言が迷走 差別助長認めた末の前言撤回に批判殺到
参政党・神谷宗幣氏の「日本人ファースト」迷走発言に批判続出 差別助長を認めた末の前言撤回
参政党代表・神谷宗幣氏が掲げる「日本人ファースト」というキャッチコピーが、大きな波紋を広げている。高知市での記者会見で「差別を助長する意図はない」としながら、「選挙の間だけのコピー」だと語った神谷氏。だがその後、自らの発言を否定する形で「方針は変えない」と投稿し、発言が二転三転する事態に。ネット上では「差別を選挙に利用したのか」との怒りが噴出し、炎上状態が続いている。
差別の助長を“認めた”発言 「選挙後は使わない」に戸惑いと失望
「日本人ファースト」は、参政党が今選挙で前面に押し出してきた政策スローガンだ。だが14日、高知市で記者団から「差別や排外主義につながるのではないか」と問われた神谷氏は、「あくまで選挙のキャッチコピー。終われば使わない」と発言。これが、「差別的と理解した上で使用していたのでは」との批判を呼んだ。
この発言に対し、日本共産党の山添拓政策委員長はX(旧Twitter)で強く反発。「差別の助長と認めていること自体酷いが、選挙が終わればすべてリセットという不誠実さも、有権者をこけにするものだ」と批判した。
「差別は選挙に使い捨てる道具じゃない」
「そんな軽い言葉で政治やるの?」
「発言が浅すぎて怖い」
「選挙終われば関係ないって…人としてどうかと思う」
「支持層にウケれば差別もOKって姿勢に見える」
一転して“公約維持”を表明 釈明投稿も火に油
こうした批判がネットで一気に拡大し、「日本人ファースト」が炎上ワード化する中、神谷氏は16日になってXで釈明投稿を行った。
「キャッチコピーとして使うのは今回の選挙期間中だけという趣旨で発言した」「もちろん選挙後も方針や公約は変えない」と説明し、事実上、前言を撤回。しかし、この一貫性のなさがさらなる批判を招くこととなった。
政党代表としての発言が、場当たり的で曖昧であること。差別と指摘された言葉を一度は否定しておきながら、すぐに再び肯定するという姿勢に、有権者からは「信用できない」「選挙目当ての炎上商法」との不信感が広がっている。
「一度“差別かも”って思ったなら使うなよ」
「撤回したのをまた撤回?どっちなの」
「政策も言葉も軽すぎる」
「結局、差別を支持層向けに煽ってるだけじゃん」
「ブレてるというより“釣り”に見える」
“日本人ファースト”の本質はどこに? 支持層の過激化にも懸念
参政党は「国民が政治に参加する」をスローガンに、草の根保守層から一定の支持を集めている。一方で、移民や外国人に対する規制強化を訴えるなど、排他的な政策傾向が強いのも特徴だ。
「日本人ファースト」はその象徴的な言葉だが、今回の神谷氏の発言の迷走によって、スローガンの真意や政策の根幹にある思想が再び問われている。果たしてそれは「日本人を守る」という建設的な意志なのか、それとも「外国人を排除する」ことが目的なのか。
政治家が言葉の影響力を軽んじることは許されない。特に“差別的な響き”を伴うキャッチコピーならなおさらだ。
「本当に日本人を守るなら、誠実さこそ必要」
「言葉を操る立場の人が一番無責任」
「日本人ファーストって誰のための言葉?」
「結局は分断しか生まないスローガンだった」
「一線を超えないでほしかった」