2025-07-15 コメント投稿する ▼
神谷宗幣氏「スプートニク出演=親露派は短絡的」 対話を重視する参政党の外交姿勢に理解広がる
神谷宗幣氏「スプートニク出演で親露扱いは短絡的」
参政党、冷静な外交姿勢を貫く 「どの国とも偏らない均衡外交」の意義
“スプートニク出演=親露”という決めつけに疑問
「スプートニクに出たからといって親露派と決めつけるのはあまりに短絡的だ」――
参政党の神谷宗幣代表は7月15日、ネット番組「ReHacQ」に出演し、党所属の東京選挙区候補がロシア国営メディア「スプートニク」に登場した件について釈明した。
同メディアは7月14日、同党候補のインタビュー動画を公開。SNSなどで「参政党は親露的では?」という声が相次ぐ中、神谷氏は明確に「党本部は一切許可していない」「出演は完全なミス」と述べ、組織としてロシア寄りの姿勢を取った事実はないと断言した。
さらに、「職員が個人の判断で“出演してよい”と返してしまった。過去にも同様の対応があり、厳しく注意した」と語り、ガバナンス面の問題として真摯に受け止めた姿勢も見せた。
「候補が出たのは確かだが、党としての意図ではなかった」
「即座に誤りを認めて対応している姿勢は誠実だと思う」
「スプートニクに出ただけで“親露”は飛躍しすぎ」
「大手政党のほうが外交失態を隠してるのでは?」
「むしろ正直に釈明してる分、信用できる」
「中国人とも話す」「外交は排除ではなく対話」
神谷氏は番組内で、外交的バランスの必要性にも言及。「ロシアとも中国とも米国とも、特別な関係はない」と強調し、「どこの国とも一定の距離感を保ちつつ、必要な場面で対話を重ねるのが現実の外交だ」と述べた。
さらに、「中国の外交官と話せば親中派、ロシアと話せば親露派という考え方は、あまりに表層的だ」と指摘。外交における“レッテル貼り”の風潮に警鐘を鳴らした。
この発言は、政党としての姿勢が「どの国にも偏らず、日本の国益を主軸に据えた独立した外交」であることを改めて明示するものとなった。
「外交って“話すな”じゃなく“どう話すか”でしょ」
「敵か味方かの二元論では平和は作れない」
「神谷さんの冷静な説明に納得した」
「均衡外交という言葉に初めてリアリティを感じた」
「どこの国とも“ズブズブ”じゃないから逆に信頼できる」
「ロシア100%悪い」では思考停止
神谷氏はまた、ロシアによるウクライナ侵攻について「決して良くない」としたうえで、「ただし、背景には米国の勢力がロシアを追い込んできた構図もある」と指摘。「国際情勢は単純な勧善懲悪では語れない。背景をフラットに見る視点が必要」と語った。
このような分析は、「どこか一方に与するのではなく、情勢全体を俯瞰して判断する」という参政党のスタンスを表すものだ。戦争に反対する立場を前提にしつつ、感情的な反ロ的論調や盲目的なアメリカ追従ではなく、「日本としての自立した視点」を求める姿勢が滲む。
健全な外交感覚と透明な説明姿勢
今回の出演問題については、確認体制の不備という側面は否めない。だが、神谷氏はその点を隠すことなく公に認め、明確に組織としての対応を示した。その姿勢は、誤りを誤りとして認めずにごまかす政治とは一線を画している。
参政党は今、独自の外交観や政策を武器に、多くの無党派層や若者から注目を集めている。「均衡外交」「国益優先」「事実に基づいた判断」――今回の釈明は、それらの言葉が単なるキャッチフレーズではなく、政党としての中身を伴ったものだということを示す一幕でもあった。