2025-07-14 コメント投稿する ▼
【参政党・神谷氏が立憲・小西氏に反論】「与党目指さないのか」気合い不足を指摘 “連立入り”巡り野党間で応酬
神谷宗幣氏「与党を目指さないのか」 小西洋之氏に“気合が足りない”と反論
参政党・神谷氏と立憲・小西氏がSNS上で舌戦 「与党入り」発言めぐり火花
「自民に取り込まれる」と批判され 神谷氏は“欧州型連立政権”構想を説明
政権を狙う気概か、与党忖度の本音か 有権者の視線は冷静
7月14日、参政党の神谷宗幣代表がX(旧ツイッター)で立憲民主党の小西洋之参院議員に反論し、次期衆院選に向けた“政権構想”を巡って両者の応酬が繰り広げられた。発端は、神谷氏が千葉県柏市で「参政党を次の衆院選で与党入りさせたい」と発言したこと。これに対し小西氏は「自民党に取り込まれるだけ」と痛烈に批判した。
参政党の“連立与党入り構想”は、政界に新風を吹き込むのか、それとも既存政権への“補完勢力”と映るのか。有権者の目は厳しく注がれている。
「与党入り目指す」発言に小西氏が猛反発
神谷氏は13日、街頭演説で「今回の参院選で躍進しても、いきなり50、60議席にはならない。次の衆院選で一気に与党入りを目指す」と表明。具体的に自民党との連携には言及しなかったものの、一定の影響力を持つ“与党の一角”を視野に入れた発言と受け止められた。
これに反応したのが、立憲民主党の小西洋之氏。Xで「自民党に取り込まれるだけ」と断じ、「自民・参政政権はアベノミクスと同じで、荒唐無稽な政策を繰り返すだけだ」と非難した。
「参政党ってやっぱり補完勢力なんだろうな」
「自民に取り込まれるって、結局否定できてない」
「連立前提って言う時点で、政権交代の意志ないじゃん」
「どっちも“与党か否か”しか言ってない。政策は?」
「政権取る気あるの?自民を脅かす気概を見せてくれよ」
批判は参政党だけでなく、立憲民主党にも向けられた。どちらも“本気で政権を取る覚悟が見えない”という冷めた視線が広がっている。
神谷氏「欧州型連立を目指す」 “与党=自民”の固定観念に疑問
神谷氏は14日、自身のXで小西氏の投稿に応じ、「立憲は与党になる気がないのか。気合いが足りませんよ」と応酬。「政権の枠組みは、ヨーロッパのような小政党の連立が理想」だとし、与党入りは自民との連携ではなく、幅広い政党と政策テーマごとに組む構想だと説明した。
さらに、「政権与党=自公」と前提づける立憲の姿勢こそ問題ではないかと疑問を呈し、「なぜ“連立しないとダメ”という設定になるのか。政権を変えたいなら、選択肢は広げていい」と述べた。
この発言に対し、「自民との連携は否定した」と受け止める声もある一方で、「結局どこと組むかは曖昧なまま」と不透明感も残る。
“政権交代”の気迫はどこに 有権者の冷静な突き放し
立憲民主党は野田佳彦代表が「政権交代を目指す」と明言しているが、その発信力や準備の遅れには批判も多い。一方で、参政党は既存政党と一線を画すとしながらも、“どことでも組む”という姿勢が“何でもあり”と受け取られるリスクもある。
政党間の牽制や批判合戦は選挙戦では避けられないが、最終的に問われるのは、「誰が、何を、どう変えるのか」という明確なビジョンと実行力である。
“与党入り”を巡る発言は、政権志向か、迎合か。両者の応酬は、野党が本当に政権を狙っているのか、それとも“自民党を中心に動く前提”を前提としているだけなのか――その本音をあぶり出してしまったとも言える。