2025-07-14 コメント投稿する ▼
【参政党・神谷氏が「政権の一部担う50人構想」表明】自公との連携は否定、教育改革と戦争反対も強調
参政党・神谷宗幣氏が掲げる「政権一部担う50人構想」 自公との連立には明確に否定
「自民党の別動隊」は誤解だと主張 野党からの攻撃に反論
教育改革と戦争反対 “魂重視”の政治で何を目指すのか
政権入りを語る一方、柔軟な連携も強調 問われるのは覚悟と整合性
7月14日、参政党代表の神谷宗幣氏が高松市で街頭演説を行い、次期衆院選に向けて「50~60人規模で政権の一部を担う」構想を披露した。参院選(20日投開票)については「通過点だ」としたうえで、国政の中枢に参政党が食い込む青写真を示したが、「自公に寄り添う気は一切ない」とも明言した。
ネット上で広まる「自民党の別動隊」という批判に対し、神谷氏は「意図的な切り取り」と反論。特定の政党との連携ではなく、「テーマによって柔軟に連携しながら新しい政治をつくる」との姿勢を強調した。
「自公と組む気はない」と断言 与党入り報道に反論
神谷氏は「参政党を飛躍させて政権与党入りを目指す」と語った自身の過去の発言が、「自民党と組む前提のように拡散されている」と不満を表明。「それなら『一緒に野党でやろう』って言えばいいのに、なぜ政権=自公だと決めつけるのか」と述べ、あくまで“第三極”としての独自路線を歩む考えを示した。
「正直、自公に寄り添う気ないって言ってくれたのは安心」
「『政権の一部担う』って聞こえは良いけど、具体性がない」
「野党からも与党からも嫌われてるってことか」
「自民の補完勢力と思われたら終わりだよ」
「結局どこと組むかより、政策をどう通すかの方が大事」
“自民党の別動隊”と揶揄される背景には、過去に自民党出身者が多く参政党に関与してきた経緯がある。だが、神谷氏はその線を引く姿勢を繰り返し強調。「柔軟にどことも交渉する」と述べつつも、「丸め込まれることは絶対にない」と言い切った。
教育改革と“魂重視”の政治 戦争反対の立場も明言
神谷氏が最も力を入れるのは教育改革だ。従来の偏差値重視の制度を批判し、「テストの点が高い者=優秀という社会構造を壊す」と宣言。「大事なのは学歴じゃない、ハートや魂だ」と強調した。
また、政治的立場を「戦争反対」と明言。「予備自衛官として現場を知っているからこそ、絶対に戦争をしてはいけない。いかに戦争を回避するかを前提に国防を考えるべき」と述べ、「戦争を起こす政権が育てば危険」とも警鐘を鳴らした。
ここでも「参政党が戦争を望んでいる」との噂に対して、「全くの誤解」と反論している。
政権入りのビジョンは示したが、必要なのは“具体性”と“整合性”
「50人・60人規模で政権の一部を担う」との神谷氏の発言は、聞こえは勇ましいが、どのようにその議席数を確保するのか、またどういう形で政策決定に影響を持つのかは明言されていない。
自公との連携は否定しながらも、「テーマによってはどことでも組む」とする姿勢に、矛盾やブレを感じる有権者も少なくない。選挙前の発言と選挙後の行動が一致しなければ、「やはり別動隊だった」と見なされるリスクは残る。
重要なのは、「どこに立って何を守るのか」という立場の明確化であり、選挙中の言葉ではなく、選挙後の姿勢こそが問われる。