2025-07-02 コメント投稿する ▼
神谷宗幣氏「日本は薬物天国になりかけている」フェンタニル密輸に強く警鐘 取り締まり強化を訴え
神谷宗幣氏がフェンタニル問題に警鐘 「日本は薬物天国になりつつある」取り締まり強化を訴え
参院選(7月3日公示、20日投開票)を前に開かれた日本記者クラブ主催の討論会(2日)で、参政党の神谷宗幣代表が、社会問題化する合成麻薬フェンタニルの日本国内での取り締まりの甘さに強く警鐘を鳴らした。
神谷氏は、自民党の石破茂首相(党総裁)に対して、「薬物の取り締まりが緩い。フェンタニルの問題があるのに、政府は真剣に向き合っていない」と指摘。さらに、「不法移民も取り締まらない。このままでは日本は“薬物天国”になる」と厳しく批判した。
トランプ政権はDEI(多様性・公平性・包括性)重視をやめたが、日本は今もそれに乗っかっている。不法移民もフェンタニルも放置していいのか
と語り、米国との違いを際立たせた。
フェンタニルとは
フェンタニルは、微量でも致死性を持つ強力な合成麻薬。米国では中毒死が深刻な社会問題となっており、近年では中国やメキシコ経由での密輸ルートに加え、日本がその中継地として利用されている可能性も指摘されている。
神谷氏は、こうした実態を踏まえたうえで「フェンタニルの取り締まりを抜本的に見直す必要がある。日本の治安や主権に関わる」と主張。自民党政権の対応の甘さと、危機感の欠如を厳しく批判した。
また神谷氏は、フェンタニル密輸問題が日米関係に与える影響にも懸念を示し、「外交問題としても捉えなければならない。安全保障の一環として薬物対策を位置づけるべき」と訴えた。
「日本人を守る」政党としての姿勢
神谷氏はこれまでも「日本人ファースト」の立場から、不法移民対策や外国資本による土地買収の問題など、安全保障や国民生活に直結する課題を取り上げてきた。今回の発言もその延長線上にあり、「国民の命と未来を守る」ための政党という姿勢を鮮明にした形だ。
政権与党がフェンタニル問題にほぼ言及しなかった中、神谷氏の発言は討論会でも際立った。薬物密輸という“静かなる脅威”に対し、明確な危機感を持ち、強い姿勢を示した神谷氏の主張は、治安や安全保障を重視する有権者層に届く可能性がある。