2025-03-26 コメント投稿する ▼
神谷宗幣氏「お金をかけない選挙戦略」 参政党の独自手法と今後の展望
神谷氏は29歳の時、市議会議員選挙において約80万円の予算で2,663票を獲得し、当選した経験を持ちます。彼はこの経験から、良いボランティアメンバーを集め、適切な指揮を執れば勝利できると述べています。他の政党が資金をかける方法しか知らないため、候補者を擁立できないのではないか、または敗北を覚悟で選挙に出る人を集められないのかもしれないと指摘しています。神谷氏は2010年から政治団体を立ち上げ、全国を回って人を集めてきた経験から、その方法を理解していると述べています。さらに、もし20~30億円の予算があれば、より大きな勝利を収める選挙を企画できるとも語っています。参政党の一回の国政選挙の予算は5~6億円であると明かしています。
参政党は、結党以来、順調に議席を増やしており、今後の目標として、次の参議院選挙までに10議席を獲得することを掲げています。神谷氏は、次の参院選で4~5議席、次の衆院選で10以上の議席を獲得し、最終的には20議席程度を目指すロードマップを描いています。
少数政党としての存在価値について、神谷氏は、参政党は30議席程度で十分であると考えています。議席数が増えすぎると、多様な人々が参加し、党の主張が薄まる可能性があるため、参政党のスタンスを維持しながら最大限の数を確保することが重要であると述べています。
次の選挙に向けて、神谷氏は認知度の向上が鍵であると強調しています。NHKの討論会に出演した際、チラシの受け取り率が倍増した経験から、メディア露出の重要性を認識しています。また、参政党は無党派層の掘り起こしを重視しており、既存政党の票を奪うのではなく、これまで投票に行かなかった人々にアプローチする戦略を取っています。
神谷氏のこれらの発言は、資金力に頼らない選挙戦略と、地方組織の重要性を再認識させるものです。参政党の今後の動向と、他の政党がどのように対応するかが注目されます。