2026-03-17 コメント投稿する ▼
神谷宗幣議員がショック・ドクトリンに警鐘、有事の憲法改正に懸念表明
参政党の神谷宗幣参議院議員は、2026年3月17日の参議院予算委員会で、中東情勢をめぐる自衛隊派遣のリスクと、有事に乗じた強引な法改正や憲法改正への懸念を高市早苗総理大臣に直接訴えました。神谷氏はショック・ドクトリンという言葉を用いて、国民がショック状態にある中で一気に制度を変えることへの警戒感を示し、平時の冷静な議論の重要性を強調しました。高市総理は「国益第一の外交を展開する」と答弁しました。
自衛隊派遣が招く最悪のシナリオを提示
神谷宗幣氏は、中東への自衛隊派遣が日本にもたらす潜在的なリスクについて、具体的なシナリオを示しました。「自衛隊を派遣したことでかえって日本に原油が来なくなってしまうという事態が起きる。原油が不足したら物価が高騰する」と述べ、エネルギー安全保障の観点から派遣の危険性を指摘しました。
さらに神谷氏は、「原油が止まると作れないものも出てきます。お金があっても物が買えないという状況になると。そうなると電気は使えないとか、物が買えないとなってくると、国民は非常にストレスがたまってきまして、やはり原油は確保しなければいけないんだということで、さらに自衛隊の派遣に行動範囲とか含めて拡大が行われる」と、派遣の拡大が新たな軍事的緊張を生むシナリオを描きました。
神谷氏の想定では、自衛隊の行動範囲拡大によってイラン側が抵抗し、攻撃を受ければ国民が激高し、「世論が非常に高まってきて戦うぞというふうな雰囲気になってくる」という、感情的なエスカレーションの危険性を訴えました。
ショック・ドクトリンへの警戒
神谷氏が最も強調したのは、有事のショックを利用した強引な法改正や憲法改正への懸念です。「それを見越して軍事費を増強したり、憲法改正をするという、そういった形になるとですね、非常に国家が不安定になりますね」と述べ、国民のフラストレーションが高まった状況での政策決定の危険性を指摘しました。
神谷氏は、緊急事態条項の創設などが「国民のフラストレーションが高まったところに物を持ってくるとか、何かショックを利用して、法改正をするとか、憲法改正をするということは非常に我々は懸念をしております」と述べ、ショック・ドクトリンという概念を用いて警鐘を鳴らしました。
「神谷議員の指摘は正論、有事に乗じて強引に憲法改正とか絶対ダメ」
「ショック・ドクトリンって初めて聞いたけど、確かに危機を利用した政策って怖い」
「参政党は憲法改正賛成なのに冷静な議論を求めてるのがいいね、筋が通ってる」
「原油止まったら日本終わるよ、自衛隊派遣は慎重にやってほしい」
「高市総理の答弁が抽象的すぎ、神谷議員の質問にちゃんと答えてない」
平時の冷静な議論を求める
神谷氏は、参政党の基本的な立場についても明確にしました。「基本的に参政党は、憲法改正も武器輸出も反対はしていません。必要なことだと思っています」と述べた上で、「ただそれは平時に冷静な議論の中でやっていかなければいけないのであって、こういった有事のドタバタの中でですね、国民がショック状態にあった中で一気に制度を変える、ショック・ドクトリンという言葉がありますね。そういった形でやられては困る」と強調しました。
この発言は、憲法改正賛成の立場を取りつつも、その進め方については慎重であるべきだという参政党の姿勢を示すものです。神谷氏は、有事の混乱に乗じた拙速な改正ではなく、国民が冷静に判断できる環境での議論を求めました。
高市総理に3つの要請
神谷氏は、高市総理に対して通告なしで3つの要請を行いました。「安易な自衛隊の派遣は行わないこと」「原油の確保に全力を尽くしていただくこと」「ショック時に制度改革など強引に進めないこと」の3点です。
これに対し高市総理は、「日本がテロの標的になるといったリスクもあります。さまざまな評価が国際社会であるんでしょうけれども、高市内閣はしたたかな外交を。そして国益第一の外交を展開してまいります」と回答しました。
神谷氏は最後に、「ぜひ国際社会にとって、したたかな外交やって頂きたくてですね、国民に対してしたたかに政策進められると困るので。ぜひ国民を守る、国益を守るというふうにおっしゃっていただいたと思いますので、そこは期待をしております」と述べ、高市総理の答弁を一定評価しつつも、国民に対する誠実さを求めました。
神谷氏の質疑は、有事における政府の姿勢を問う重要な指摘として注目されます。参院選で示された民意は減税であり、国民生活の安定こそが最優先課題であるという観点からも、慎重な外交と冷静な憲法議論が求められています。