2025-08-29 コメント投稿する ▼
参政党・神谷宗幣代表「全国1区に候補擁立」 40議席超狙い中規模政党へ飛躍なるか
参政党・神谷宗幣代表、次期衆院選で「1区」全擁立へ 40議席超を視野
参政党の神谷宗幣代表は29日、国会内で単独インタビューに応じ、次期衆院選において全国47都道府県庁所在地を含む「1区」に候補者を原則擁立する方針を示した。「基本的に1区には全部立てる」と明言し、比例代表でも全国11ブロックすべてに候補を立て、40議席以上の獲得を目指す意欲を語った。
昨年10月の衆院選で参政党は小選挙区・比例を合わせて95人を擁立し3議席を獲得、続く7月の参院選では改選前1議席から14議席にまで伸ばし、参院全体で15議席を有するまでに拡大した。神谷氏は「衆参合わせて50~60議席規模の政党にしたい」との構想を示し、「数だけでなく、質の良い議員を集めて『参政は中規模だが理念がしっかりしている』と言われるような集団を作りたい」と強調した。
「理念重視の中規模政党として存在感を高めてほしい」
「候補を立てすぎて票が割れないか心配」
「地方議員から国政へ挑むのは面白い展開」
「既存政党に不満がある人の受け皿になり得る」
「政策の具体性と現実性が今後の鍵だ」
候補者選定の課題と地方議員の活用
神谷氏は候補者選定について「非常に難しい」と語り、年内に衆院解散・総選挙となる可能性も踏まえ、「短期戦になる場合には150人超いる地方議員を候補に立てる」と説明した。地方議員から国政候補を生み出すことで即戦力を確保し、短期間でも組織的に戦える体制を整える狙いだ。
ただし、候補者数を拡大すればするほど「理念を共有できるか」「選挙資金を確保できるか」といった課題が浮き彫りになる。理念先行で候補を乱立させれば、票の分散や党内基盤の弱体化にもつながりかねない。神谷氏は「時間があればじっくり集めればいい」と慎重さをにじませつつも、「短期戦なら大胆に地方議員を上げていく」と述べ、柔軟な選挙戦略を強調した。
中規模政党への飛躍を狙う参政党
参政党はこれまで「教育・食と健康・国守り」を掲げ、独自の理念を前面に打ち出すことで、既存政党に不満を持つ層の支持を集めてきた。特に参院選での大幅な議席増は「草の根運動」の成果とされ、党員・支援者による献身的な活動が支えとなった。
神谷氏は「理念に共感し行動できる候補者を集めたい」と語り、単なる数合わせの拡大路線ではなく、政党としての独自性を失わないことを重視している。だが、40議席超を目標に掲げる今回の方針は、既存大政党との対決姿勢を鮮明にするものでもあり、今後の選挙戦の構図を大きく変える可能性がある。
次期衆院選の行方と参政党の挑戦
次期衆院選では、石破政権をめぐる自民党内の混乱や野党再編の行方が焦点となる中、参政党が「全国1区全擁立」という強気の戦略に出ることは注目される。比例11ブロックへの候補擁立と合わせ、全国規模での存在感を示せるかどうかは、資金力と候補者の質にかかっている。
国民が望んでいるのは、延命のための権力ゲームではなく、減税や憲法改正、スパイ防止法制定といった現実的政策だ。参政党がその受け皿となり得るかは未知数だが、神谷氏が掲げた「理念ある中規模政党」という旗印は、既存政治に不信を抱く有権者の期待を引き寄せる可能性がある。