2025-08-28 コメント投稿する ▼
神谷宗幣代表が麻生太郎氏と会談 参政党の党運営と進路に注目
参政党・神谷宗幣代表が麻生太郎最高顧問と会談 党運営で助言求める
参政党の神谷宗幣代表が28日午前、議員会館で自民党の麻生太郎最高顧問と約30分間会談した。関係者によると、この会談は神谷氏の知人を通じて実現し、神谷氏が参政党の党運営をめぐる課題について麻生氏に相談したという。急速に拡大する党勢を背景に、組織づくりや議会対応の経験を持つベテラン政治家から知見を得たいとの狙いがあったとされる。
神谷氏は参院選で党を率いて議席を獲得し、存在感を高めた。支持者の熱量は高い一方で、全国組織としての基盤固めや議会活動のノウハウ不足が課題となっている。今回の会談は、そうした課題に対応するための一環として位置づけられる。
「党運営」を相談 参政党の成長痛
参政党はインターネット発信や草の根運動を強みに支持を広げてきたが、急速な拡大に伴い運営上の混乱や課題も指摘されてきた。神谷氏は今回の会談で、地方組織の運営や議員団のまとめ方などについて麻生氏に意見を求めたとみられる。
神谷氏自身は、街頭活動を中心に活動を広げてきたが、国政政党としての体制整備をどう進めるかが今後の焦点だ。政治経験豊富な麻生氏に相談したことで、参政党がどの方向に進むのか、その進路が注目される。
新興勢力と与党の距離感
同じ28日午前には、自民党の森山裕幹事長がチームみらいの安野貴博党首と会談しており、自民・公明が過半数を失った参院での多数派形成に向け、新興勢力との接触が相次いでいる。
ネット上では、
「神谷氏が麻生氏に相談するのは現実的な一歩」
「参政党の独自性が薄れないか心配」
「ベテランから学ぶ姿勢は評価できる」
「泥舟連立政権に巻き込まれなければいいが」
「保守勢力再編の布石になるかも」
といった声が並び、参政党の立ち位置をめぐり賛否が分かれている。
参政党・神谷宗幣代表の今後と影響
神谷氏が麻生氏と会談したことは、単なる「党運営の相談」にとどまらず、参政党がどのように既存与党と距離を取るのかを示す試金石ともいえる。独自路線を堅持するのか、与党との協力に歩み寄るのかで、国会での影響力は大きく変わる。
参政党は支持者の熱量の高さに比べ、国会内での存在感はまだ限定的だ。神谷氏が今回の会談を通じてどのような教訓を得て、党の方向性を打ち出すのか。秋の臨時国会を前に、その動きが注視されている。
神谷宗幣代表、麻生氏に党運営を相談 参政党の進路と国会への影響
神谷氏が麻生氏に相談したことは、参政党にとって「組織成熟への一歩」であると同時に、与党の多数派形成とも関わる可能性を秘めている。参政党が今後どの道を選ぶのかは、国会運営や保守勢力全体の再編に直結しかねない重要な局面だ。