2026-07-09 コメント投稿する ▼
山本太郎氏が謝罪会見で「世界のトヨタ」発言 公表まで9か月の不誠実対応に批判集中
れいわ新選組の山本太郎代表は2026年7月9日夜、東京都内で記者会見を開き、2025年10月9日に大分市内の東九州自動車道で時速149キロ(法定速度比69キロ超)で走行して道路交通法違反に問われたことを謝罪しました。しかし謝罪の場でありながら、レンタカーとして利用したトヨタ・アルファードの性能を絶賛する軽口が飛び出し、物議を醸しています。また、刑事処分の確定から約2か月半、検挙からは約9か月という異例の時間をかけてようやく公表した対応の遅れも厳しい批判を集めています。会見では代表辞任と政界引退も表明しました。
謝罪の場でのアルファード絶賛発言が波紋を呼ぶ
山本氏は会見冒頭、「生き急いでいるといえば山本太郎ですが、スピード違反という法令違反までして生き急いではならない。大幅な速度超過を行ったことに対して反省をしています。大変申し訳ありませんでした」と頭を下げました。
記者から当日なぜ大分にいたのかを問われると、山本氏は趣味のサーフィンを楽しんでいたと明かしました。「私の趣味である波乗りとつながっている人々が応援してくれている。もちろんその日は海に入りましたよ。波は良くなかったです」と述べ、「それも政治活動の一環」と主張しました。
サーフィン帰りに149キロで走って、それが政治活動というのは流石に無理がある
続いて当時利用したレンタカーに言及し、「アルファードだったんです。新車の。すごいですね。それまで私はハイエースにずっと乗っていた。ハイエースでスピードを出すとかなりの音がしたが、アルファードはすごく静か。いや、世界のトヨタだなと思いました」と語りました。謝罪の場での発言はすぐに問題視され、山本氏自身も「不謹慎なことを言っているわけじゃないです」と釈明する場面がありました。
「運転していて速度が速いという自覚はなかったのか」という指摘に対しては、「アルファードはラグジュアリー感がすごい。快適でスピードが出ていることに気がつかないような。いちばんは私の不注意だ」と説明しました。「天気も良く、まっすぐなストレートみたいな道路で、ついついアクセルを踏み込んでしまったんだろうと。そのときには速度に気付いていなかった」と語りました。
謝罪の場でレンタカーを絶賛するとは。本当に反省しているのか疑問に感じた
処分確定から公表まで約2か月半 「隠蔽では」との声も
今回の問題で特に批判を集めているのは、処分の公表が異例に遅かった点です。山本氏は2025年10月9日に検挙され、2026年4月20日付で罰金9万円の略式命令(刑事処分)、同5月15日付で90日間の運転免許停止(行政処分)を受けていました。しかし同党が公式サイトで発表したのは2026年7月3日であり、刑事処分の確定から約2か月半、検挙から約9か月が経過していました。
同党の高井崇志幹事長は公表の遅延について「党の役員会や倫理委員会にはかるなど党内手続きに時間がかかった。遅いというのは事務方の責任」と釈明しましたが、説明は不十分と受け止める声が強くあります。
処分が確定して2か月以上黙っていたのは隠蔽と言われても仕方ない
2026年3月には週刊誌がこの問題を先行報道し、党は速度違反の事実は認めていましたが詳細な処分内容は長期間公表しませんでした。6月の定例会見でもフリー記者から問われるたびに「いたずらに延ばすつもりはない」と述べながら発表を先送りし、最終的に7月3日の会見終了直後にホームページで公表するという経緯をたどっています。検挙から公表まで約9か月という対応は、政治家としての説明責任の観点から到底十分とは言えません。
2026年7月施行の改正法の「危険運転基準」をも上回る違反
今回の違反との関連で注目されているのが、2026年7月1日に公布された改正自動車運転処罰法です。この改正では危険運転致死傷罪を適用するための明確な数値基準が新設され、高速道路での時速60キロを超える速度超過が危険運転の基準として明記されました。山本氏の違反(法定速度比69キロ超)はこの新基準を上回る水準であり、法律上の「危険運転」の数値基準を大きく超えた悪質な行為と位置づけられます。
山本氏自身も会見で「今国会では速度超過に関する法律の強化が行われた。私たちの政党もこの法案には賛成している。その政党代表である私自身が大幅な速度超過をやってしまった。言い逃れできない」と矛盾を自認しています。法令強化を支持した政党の代表が、まさにその趣旨に反する行為をしていたという事実は、道義的責任の重さをさらに際立たせています。
なお、山本氏はこの会見で代表辞任と政界引退も表明しており、辞任の理由として速度違反に加え、多発性骨髄腫の前段階状態という体調悪化も挙げています。代表選は2026年7月17日告示・31日投開票で実施されます。
危険運転の数値基準を大幅に超えた違反を、自分たちが賛成した法改正の直前にやっていたとは
まとめ
- 山本太郎氏が2026年7月9日の会見で2025年10月の時速149キロ速度違反を謝罪
- 謝罪の場でレンタカーのアルファードの性能を絶賛する「世界のトヨタ」発言が物議
- サーフィンのために大分を訪れていたと明かし「政治活動の一環」と主張
- 刑事処分確定(2026年4月20日)から公表(7月3日)まで約2か月半、検挙からは約9か月の遅延
- 高井崇志幹事長は「党内手続きに時間がかかった」と釈明。「意図的な隠蔽」との批判も根強い
- 2026年7月1日公布の改正自動車運転処罰法で、高速道路での60キロ超過は危険運転基準に。山本氏の違反はこれを上回る
- れいわは同法案に賛成していた。法令強化を支持した政党代表の違反として道義的責任も問われる
- 会見では代表辞任・政界引退も表明。代表選は2026年7月17日告示・31日投開票
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