田村智子委員長が「ジェンダーと資本論」を解説~搾取の仕組みと男女賃金格差の根源を語る

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田村智子委員長が「ジェンダーと資本論」を解説~搾取の仕組みと男女賃金格差の根源を語る

日本共産党(共産党)の田村智子委員長が2026年6月13日、全国女性共産党後援会の主催で「田村さんと学ぶジェンダーと『資本論』入門」を開催しました。田村氏は資本主義のもとで女性が低賃金や長時間労働に追い込まれてきた構造を「搾取」という視点から解説し、選択的夫婦別姓の必要性を経団連すら求めている事実にも言及しました。男女の賃金格差が約22%に及ぶなか、ケア労働の低賃金や自由な時間の喪失など、女性が直面する問題の根源に迫る内容となり、「一緒に学んでつながり、闘いを起こす人になろう」と呼びかけました。

田村智子委員長が党本部で「ジェンダーと資本論」講座を開催


日本共産党(共産党)の田村智子委員長・衆院議員は2026年6月13日、全国女性共産党後援会の主催で「田村さんと学ぶジェンダーと『資本論』入門」を開催しました。党本部とオンラインを結ぶ形式で行われ、寺園通江世話人の質問に田村氏が答える対話形式で進行しました。

田村氏は1965年長野県小諸市生まれで、早稲田大学第一文学部を卒業後、2010年に参院議員に初当選し3期を務めました。2024年1月に共産党史上初の女性委員長に就任し、同年の衆院選で衆院議員に転じています。2026年2月の衆院選でも再選を果たしました。主催者あいさつで小畑雅子代表委員は、女性たちのモヤモヤの根源にある矛盾を学ぶことは、社会を変える主体者としての一歩だと語りました。

資本論が描く女性の搾取と選択的夫婦別姓の必要性


最初の問いは「資本論とジェンダーにはどんなつながりがあるのか」です。田村氏は、資本論が女性労働者の過労死を取り上げ、資本主義経済のもとでの女性の過酷な働き方を告発していることを紹介しました。同時に、女性が生産活動の担い手になったことで「古い家族制度を解体させた」と評している点に注目し、資本主義が未来社会を準備するという捉え方を示しました。

そのうえで田村氏は、現在の日本で選択的夫婦別姓の必要性を日本経済団体連合会(経団連)すら求めている事実に言及しました。経団連は2024年6月に選択的夫婦別姓の早期実現を求める提言を初めて発表しており、夫婦同姓制度が「女性活躍を阻害する」と指摘しています。婚姻時に夫婦同姓しか選べない国は世界で日本だけとされており、約95%の夫婦で女性側が改姓を強いられている現状があります。田村氏は、古い封建的な考え方が経済活動すら妨げていることを財界も認めざるを得なくなったと述べました。

続いて「給料が安いのは搾取か、賃上げはできるか」という問いに対し、田村氏は「手取りを増やしてほしいという声は聞くが、賃上げとの違いは搾取と闘うかどうかだ」と指摘しました。党が発行する学習書を使いながら搾取の仕組みを解説し、資本主義では搾取が見えにくい構造になっていることを学んでほしいと呼びかけました。

「給料が安いのは自分の能力のせいだと思ってたけど、構造の問題だって気づいた」
「夫婦別姓がまだ実現しないのって本当におかしいよね。経団連まで求めてるのに」
「保育士してるけど、どれだけ頑張っても給料上がらない理由がやっとわかった」
「女性の賃金が男性の8割以下って、もう個人の努力じゃどうにもならない」
「資本論って難しそうだったけど、自分の生活の話だった。もっと学びたい」

男女賃金格差と長時間労働の構造を告発


田村氏は男女雇用機会均等法の施行から40年が経っても男女の賃金格差が解消されない問題についても踏み込みました。2024年の統計では、女性の賃金水準は男性の約75.8%にとどまっており、依然として約22%もの格差が存在しています。2026年4月からは、従業員101人以上の企業に対して男女間賃金差異と女性管理職比率の公表が義務化されましたが、格差の是正には構造的な変革が必要です。

田村氏は、戦後に男女平等の憲法が制定されたあとも、財界が女性を「未熟な労働者」「家計の補助的な担い手」として扱い、差別の構造を温存してきた歴史を指摘しました。さらに女性の深夜労働が解禁されたことで、長時間労働の道が開かれ、搾取が強化された経緯も示しました。

ケア労働の低賃金についても、専門性や経験が公正に評価されず、社会保障予算が抑え込まれていることが原因だと分析しました。大企業が史上最高の利益をあげながら、社会保障への再分配を拒否している現状を厳しく批判しています。

「一緒に学んでつながり、闘いを起こす人になろう」


田村氏は自身の子育て経験にも触れ、延長保育が進むほど長時間労働が当たり前になる矛盾を語りました。延長保育を短くできる社会こそ必要だと問題提起し、生活時間さえ奪われている日本社会の行き詰まりを指摘しました。物価高に苦しむ暮らしのなかで、労働者の自由な時間が奪われている問題は、搾取の観点から捉えることが大切だと述べました。

最後に田村氏は、「資本論は、搾取され抑圧されているものたちが団結して闘ってこそ社会は変わることを明らかにした本です」と強調しました。そして「私たちは一人ではありません。一緒に学んでつながって、その輪を広げて闘いを起こす人、組織する人になっていきましょう」と力強く呼びかけ、講座を締めくくりました。終了後、田村氏は会場の参加者と懇談しています。

まとめ


  • 2026年6月13日、共産党の田村智子委員長が全国女性後援会主催の「ジェンダーと資本論入門」講座を開催した
  • 資本論が描く女性の搾取構造と選択的夫婦別姓の必要性を解説し、経団連も制度の早期実現を求めていることに言及した
  • 男女賃金格差は約22%にのぼり、2026年4月から101人以上の企業に格差の公表が義務化された
  • 財界が女性を「補助的な担い手」として扱い、差別構造を温存してきた歴史を告発した
  • ケア労働の低賃金や自由な時間の喪失について搾取の観点から分析し、「一緒に学んでつながり、闘いを起こそう」と呼びかけた

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2026-06-14 11:32:37(S.ジジェク)

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