2026-03-10 コメント投稿する ▼
国民民主・榛葉幹事長、予算案13日通過に協力困難と表明
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は2026年3月10日、自民党の鈴木俊一幹事長との会談で、2026年度予算案の13日の衆議院通過に「協力は難しい」と伝えました。高市早苗首相の解散総選挙により審議時間が大幅に短縮される中、与党側の拙速な予算案審議姿勢に対して国民民主党が反発しています。
13日通過に協力できず
榛葉幹事長は鈴木幹事長との会談で、与党側が目指す13日の衆議院通過について協力は難しいとの立場を明確にしました。通常なら予算案審議にあてる1月・2月に高市首相の判断で解散総選挙が行われ、例年より審議開始が大幅に遅れているにもかかわらず、与党は例年通りの年度内成立方針を譲らない構えです。
榛葉幹事長は6日の記者会見でも「急ぎたい気持ちは分かるけれど、ちょっとおごりも出ている」と与党側の姿勢を批判していました。自民党の圧勝に伴う高市首相の強い意向を受け、審議時間は大幅に短縮される見通しで、野党は強く反発し丁寧な審議を求めています。
「審議時間が足りなすぎる」
「解散したのは高市首相なのに予算は急げって矛盾してる」
「国民民主が頑張ってくれないと困る」
「与党のおごりが出てるのは確かだね」
「少数意見も聞くのが民主主義でしょ」
参議院は少数与党の状態
榛葉幹事長は「直近の民意で自民党があれだけ大勝したので、自民党さんが自分たちの思いを通したいのは人情として分かるが、他方で、半年前の参議院選挙での民意は与党過半数割れだった」と指摘しました。
衆議院選挙で自民党は単独で316議席を獲得し戦後最多となりましたが、参議院では依然として少数与党の状態が続いています。国民民主党は2025年7月の参議院選挙で議席を増やしており、参議院での審議は予断を許さない状況です。
榛葉幹事長は「決めるのは大事ですが、同時に決め方も大事だ」と苦言を呈し、「遠回りのようにみえるが、少数意見をどうくみ取っていくのか、声なき声、異なる意見にどう耳を傾けていくのか、ということも、民主主義のプロセスの中ではとても大切」と述べました。
タイムリミットにこだわらず
榛葉幹事長はこれまでも「予算案は多くの政党が納得できる形での合意が重要だ」として、3月2日の予算案成立のタイムリミットにこだわる必要はないとの考えを示してきました。
「衆議院の出口の期日を焦って中途半端な案で妥協して予算を通すのではなくて、多くの政党が納得して衆議院を通せば、参議院では予算委員長も議運の委員長も議長も自民党だから、衆議院のように野党が予算委員長を持っているわけではないから、衆議院の出口で野党関係なく賛成だという政治環境を自民党が作れるかどうかに掛かっているのではないか」と指摘しています。
国民民主党は103万円の壁引き上げなど独自の政策主張を持っており、与党との政策協議を重視する姿勢を示してきました。榛葉幹事長は「野党も、いたずらに審議を引っ張るつもりは毛頭ないです」としながらも、丁寧な審議プロセスを求めています。
与党側は13日に衆議院を通過させ参議院に送る方針ですが、国民民主党の協力が得られない場合、審議日程に影響が出る可能性があります。高市首相の解散総選挙という政治判断が予算審議に与えた影響は大きく、与野党の緊張が高まっています。