2025-05-26 コメント投稿する ▼
公約日本とスウェーデン、ウクライナに高電圧変圧器を供与 550万人に安定電力を届ける国際支援の全貌
日本とスウェーデンが共同でウクライナ支援 高電圧変圧器を供与
日本とスウェーデンの両政府が、国連開発計画(UNDP)を通じてウクライナに高電圧自動変圧器を供与した。これはロシアによる攻撃で損傷を受けたウクライナの電力網を補強し、国内の電力供給を安定させることを目的としている。今回届けられたのは合計3台で、日本が2台、スウェーデンが1台を提供。これにより、ウクライナ国内で550万人以上の人々が安定した電力や暖房、必要不可欠な公共サービスにアクセスできるようになる見込みだ。
現地では、在ウクライナ日本国大使やスウェーデン大使館臨時代理大使、ウクライナエネルギー省、UNDPの関係者が変電所を訪問。被害状況を確認するとともに、既に設置された変圧器の稼働状況を視察した。視察後、ウクライナのエネルギー大臣は「この支援は、私たちの送電網にとって大きな前進であり、心から感謝している」と述べた。
日本政府、2022年以降も継続的に支援
日本は今回の変圧器供与に加え、これまでにもガスタービンや熱電併給装置などの重要なエネルギー関連機材を提供してきた。2022年以降、日本の支援によって電力供給が安定した人々は延べ900万人を超える。今回の2台の変圧器だけでも、370万人分の電力供給が見込まれている。
在ウクライナ日本国大使は「エネルギーは人々の生活に直結する。日本はこれからもUNDPやJICAと協力し、ウクライナの再建を全力で後押しする」と強調した。
UNDPの取り組みとグリーン復興への展望
UNDPは、ウクライナ国内のエネルギー基盤を立て直すと同時に、再生可能エネルギーへの移行も視野に入れた「グリーンエネルギー復興プログラム」を展開中。この取り組みでは、既存のインフラの復旧だけでなく、分散型エネルギーや地域主導の電力供給体制への転換も図っている。
常駐副代表は「今回の支援はウクライナにとって画期的な一歩。今後も持続可能な社会の実現に向けて、日本をはじめとする国際社会と手を取り合いながら進んでいきたい」と語った。
スウェーデンも復旧支援を強化
スウェーデンもウクライナ支援に力を注いでおり、すでに4300万ドルを拠出している。主な支援先はキーウ州やハルキウ州、ザポリージャ州などで、ここでもエネルギーインフラの早期復旧を進めている。スウェーデン政府はUNDPと連携し、今後もウクライナの持続的なエネルギー安定化を後押しする姿勢を示している。
* 日本とスウェーデンがUNDPを通じてウクライナに高電圧変圧器を供与
* 日本の支援は2022年以降継続、900万人以上に恩恵
* 変圧器によって550万人以上の電力供給が安定化へ
* UNDPはグリーンエネルギーへの移行も支援中
この投稿は石破茂の公約「対露制裁、対ウクライナ支援は今後とも強力に推し進めます」に関連する活動情報です。この公約は14点の得点で、公約偏差値37.3、達成率は15%と評価されています。