2025-05-13 コメント投稿する ▼
石破首相、北方墓参の再開をロシアに働きかけ 元島民の切実な願い、外交交渉で実現目指す
石破首相、北方墓参の再開をロシアに働きかけ
石破茂首相は13日、北海道の鈴木直道知事や北方領土の元島民と官邸で面会し、ロシア側に対し「北方墓参」の再開を求めていく考えを示した。石破首相は、この北方墓参を「人道的な問題」と強調し、ロシアとの対話を通じて再開を目指すと表明した。
鈴木知事は会談後、「元島民の平均年齢は89歳。時間との闘いだ」と述べ、政府に早急な対応を求めた。元島民らは、先祖の墓参りが途絶えたままになっている現状に強い不安を抱えており、石破首相もその切実な思いを汲み取った。
北方墓参、元島民の高齢化が迫る課題
北方墓参は、ロシアによるウクライナ侵攻後、事実上中断されている。元島民にとって、先祖の墓参りは祖国とのつながりを感じる大切な儀式であり、その機会が失われることは大きな喪失感をもたらしている。
石破首相は、「四島の帰属問題を解決し、平和条約の締結を目指す中でも、人道的な課題として墓参再開は優先されるべきだ」と語り、ロシア側と今後も緊密に情報交換を続ける意向を示した。
ネット上の反応も賛否
このニュースを受け、SNS上ではさまざまな意見が寄せられている。
「元島民の高齢化を考えたら、早く再開してあげてほしい」
「外交交渉が進まない中でも、人道的な交流は維持すべきだ」
「ロシアとの関係が厳しい中でどう実現するのか」
「石破首相の努力に期待したい」
「政府は具体的な成果を示してほしい」
石破首相、外交交渉を通じて再開を目指す
石破首相は「北方墓参」を通じた人道的交流の再開に向け、ロシア側との交渉を本格化させる方針だ。ロシアとの関係はウクライナ侵攻以降冷え込んでいるが、元島民の切実な思いを背負い、政府としても動きを見せる必要がある。
今後、ロシアとの交渉がどのように進展するか、また元島民が再び先祖の墓を訪れる日が来るかに注目が集まる。