2025-02-18

【鈴木法務大臣、職員への菓子配布について釈明】
鈴木馨祐法務大臣が1月下旬に法務省の職員に菓子折りを配布した件が報道され、公職選挙法違反の可能性が指摘されています。これについて鈴木大臣は、「慰労・激励の趣旨で差し入れた」と釈明しています。

【公職選挙法違反の懸念】
公職選挙法では、候補者が選挙区内の有権者に物品を提供することを禁じています。鈴木大臣が選挙区内の法務省職員に菓子を配布したことがこの法律に抵触するのではないかという疑念が持たれています。

鈴木大臣の説明は「慰労・激励のため」としているが、こうした趣旨の後付けの説明がまかり通るなら、選挙期間中に候補者が有権者に対して慰労や激励の名目で金品を配っても問題ないということになるのではないかという疑問が生じます。

さらに、受け取った職員が収賄罪に問われることはないのかという点も、法的な観点から問題視されています。

法務省という法を守るべき立場の組織で、このような事態が起きたことに対しては疑念を抱く声もあります。

【鈴木大臣の釈明】
鈴木大臣は、菓子を配った目的について「日夜、職務に精励している職員への慰労と激励の気持ちから差し入れた」と述べました。また、配布対象については「お答えを差し控えたい」とし、代金は私費で支払ったとしています。

【今後の影響】
この件について法務省は、鈴木大臣の行為が公職選挙法に抵触しないか調査する必要があります。仮に違反が確認されれば、鈴木大臣の職務に影響を及ぼす可能性もあります。また、選挙区内での物品提供に関する今後の解釈やルールについても議論が高まることが予想されます。