2025-11-21 コメント投稿する ▼
高尾山クマ目撃33件、八王子市が緊急警戒強化へ初宿和夫市長表明
東京都の人気観光地・高尾山周辺で今年に入りクマの目撃情報が急激に増加し、地元の八王子市が危機感を強めています。 東京都によると、多摩地域(奥多摩町、檜原村、あきる野市、青梅市、八王子市、日の出町)にはツキノワグマが生息しており、東京都は世界でも珍しい「クマが生息している首都」です。
高尾山周辺でクマ目撃急増、八王子市が緊急警戒態勢
東京都の人気観光地・高尾山周辺で今年に入りクマの目撃情報が急激に増加し、地元の八王子市が危機感を強めています。初宿(しやけ)和夫市長は2025年11月21日の定例記者会見で「人的被害はないが、注意を呼び掛けていく」と話し、安全対策強化の必要性を強調しました。
年間33件の目撃情報、高尾山・景信山も含まれる
同市によると、今年寄せられた市内でのクマの目撃情報は計33件(18日現在)で、いずれも市街地ではない市西部の山間部で、都内屈指の観光名所の一つとして国内外から多くの観光客が訪れる高尾山、登山客に人気の景信山(かげのぶやま)が含まれます。
これは全国的なクマ被害増加の一部です。環境省によると、2023年4月から10月末までにクマに襲われるなど被害に遭った人が全国で180人に上り、統計を開始した2006年以来、過去最多となりました。東日本を中心とした被害拡大の背景には、秋から冬にかけてクマが冬眠前のエネルギー蓄積のため活動が活発化することがあります。
東京は世界で珍しい「クマ生息都市」
東京都によると、多摩地域(奥多摩町、檜原村、あきる野市、青梅市、八王子市、日の出町)にはツキノワグマが生息しており、東京都は世界でも珍しい「クマが生息している首都」です。東京都内のツキノワグマの棲息数は平均値161頭(128~181頭)とされ、決して多くないため絶滅危惧種と評価されています。
近年は東京都内でツキノワグマの目撃や捕獲の情報が相次いでおり、青梅市、あきる野市、八王子市などでは高尾山周辺を中心に市街地に近い多摩丘陵方面へと東南方向に生息域が広がっていることが確認されています。
「高尾山にクマがいるって知らなかった、怖すぎる」
「登山するときは熊鈴持参が必須になったね」
「観光地なのに野生のクマとは、東京も自然豊かなんだな」
「家族連れで気軽に行ってたけど、これからは注意が必要」
「早朝や夕方の登山は避けた方がよさそう」
住民と観光客に具体的対策呼びかけ
初宿市長は会見で「高尾山などはもともとクマが生息する場所。百パーセント安全ではないことを伝えながら、必要な対策や周知を進めていく」と述べました。
八王子市は住民と観光客双方に注意喚起を実施しています。住民には人の生活圏にクマを寄せ付けない対策として「柿や栗などの農作物の早めの収穫」「生ごみやペットのエサなどの見えない場所への設置や管理」を求めています。
観光客や登山客には「早朝・夕方の時間帯に山林やヤブの近くでは注意を払う」「鈴やラジオなどを携帯して音を出す」ことを呼びかけています。特に冬眠前の時期である秋から初冬にかけては、クマが餌を探すために山道付近や人里近くに現れる可能性が高まるため、夕暮れや早朝の時間帯は特に注意が必要です。
観光地の安全確保が急務
高尾山といえばケーブルカーも整備され、都心からも近く「誰でも気軽に登れる山」というイメージが強いですが、クマ出没情報があることには注意が必要です。年間約300万人が訪れる高尾山での安全確保は、東京都の観光政策にとっても重要な課題となっています。
物価高が続く中、国民の手取りを増やすための減税政策が一刻の猶予も許されない状況ですが、同時に観光地の安全対策も欠かせません。東京都と八王子市には、観光振興と安全確保の両立が求められています。