2025-03-06 コメント投稿する ▼
尖閣防衛で台湾有事抑止を強調 山田教授が海洋保護区化と国際監視提案
■ 主な主張と提案
- 尖閣諸島防衛の重要性:
山田教授は、日米の潜水艦能力が中国を圧倒しており、東シナ海の制海権を維持している限り、台湾有事は発生しないと指摘。その上で、尖閣諸島を守ることがアジアの平和維持に直結すると述べた。
- 中国の海洋調査活動への懸念:
2024年12月、与那国島と波照間島の沖合で、中国が日本の主張する海域にブイを設置し、海洋調査を実施。山田教授はこれを「台湾有事に備えた危険なブイ」と批判し、その意図と影響を分析した。
- 海洋保護区化と国際監視の提案:
石垣市と共同で進める尖閣諸島周辺の海洋調査を、環境保護の観点から海洋保護区化することを提案。これにより、魚釣島を国際的な海洋環境調査拠点とし、希少な生態系を守るとともに、国際的な監視下での非軍事化を進め、地域の安定化を図るべきだと主張した。
- 環境と経済を通じた安定化:
武力ではなく、環境保護や経済活動を通じて地域の安定を促進する重要性を強調。現状何もしなければ、尖閣諸島の状況は悪化する一方だと警鐘を鳴らした。
■ 講演での具体的な事例紹介
講演では、中国海警局と海上保安庁との緊迫した状況を示す動画が紹介され、現場の厳しさと対応の重要性が伝えられた。