2025-02-09 コメント投稿する ▼
自民党和歌山県連、参院選に二階三男を擁立 望月氏の無所属出馬の可能性も
石田真敏県連会長は和歌山市で開いた拡大役員会後、記者団に「党が固まるのが大事だ。今後はノーサイドで伸康氏を応援したい」と述べた。伸康氏は「身の引き締まる思いだ。必ず勝てるように精進したい」と意気込みを語った。会合には県連名誉顧問の二階俊博氏も出席した。
伸康氏と望月氏は、県連が条件とした推薦人を確保したため、県連役員らで投票を実施。伸康氏が約3分の2の票を集め、候補者に選ばれた。望月氏は記者団に参院選対応を問われ、「今ここで『出馬する』とは言えない。応援してくれた方と話をしたい」と明言を避けた。
昨年10月の衆院選では、二階氏の三男・伸康氏と世耕氏が直接対決し、世耕氏が大差で勝利した。その後、世耕氏は衆院にくら替えし、参院選和歌山選挙区の空席を巡り、再び二階家と世耕氏の対立が注目されている。
望月氏は、世耕氏の支援を受けており、県連が公認条件としていた県議ら10人以上の推薦も集めた。望月氏は高校野球で有名な箕島高校の野球部で副主将を務めた経験があり、31歳で有田市議に当選。その後、2009年に有田市長に就任し、4期を務めた。
県連は2月中に候補者を決定する予定だが、保守分裂への懸念が広がっている。公認を得られなかった候補者が無所属で出馬すれば、再び激しい保守分裂選挙となる可能性がある。
このような状況から、和歌山選挙区の参院選は、二階家と世耕氏の対立が再燃し、保守分裂選挙となる可能性が高まっている。今後の動向に注目が集まる。