2024-12-23 コメント投稿する ▼
参院政倫審 衛藤氏“ノルマ達成なく キックバック実態知らず”
自民党の派閥が主催する政治資金パーティーをめぐり、収支報告書への不記載問題が注目される中、23日に参議院政治倫理審査会で衛藤晟一元一億総活躍担当大臣の審査が行われた。 衛藤氏は、2022年までの5年間で80万円の不記載があったことを認め、「旧二階派のパーティーと個人主催のパーティーを取り違えた」と説明し、陳謝した。
衛藤氏は、旧二階派を退会後、旧安倍派にも所属していた経緯から、派閥内でのキックバックの実態についても問われたが、「販売ノルマを達成したことがなく、詳細は分からない」と述べた。また、衛藤氏は来年の参議院選挙に立候補しない意向を明らかにしている。
一方、党からの処分は現時点でなく、派閥をめぐる資金管理の透明性や倫理観が問われる事態となっている。衛藤氏の陳謝により問題が収束するのか、党全体での説明責任がさらに求められる。