2025-07-01 コメント投稿する ▼
石丸伸二氏が掲げる「再生の道」 教育立国で少子化克服へ 参院選公約に3つの重点施策
少子化克服は教育から 石丸氏が示す“国家再生”のビジョン
前広島県安芸高田市長で、「再生の道」代表の石丸伸二氏は7月1日、20日投開票の参議院選挙に向けた公約を発表し、「教育」を国家再生の核心に据える方針を示した。東京都内で開かれた記者会見には、石丸氏と立候補予定者10人が登壇。人口減少と少子化にどう立ち向かうかをテーマに、教育改革の三本柱を掲げた。
石丸氏は「地方の衰退を放置しては日本の国力は維持できない。地方の教育を底上げすることが、日本全体の活力を生む。公教育を基礎自治体に丸投げするのではなく、国が責任を持って支援すべきだ」と力を込めた。
「教育人材」への投資なくして再生なし
石丸氏が第一に掲げたのは「教育人材」の再評価。特に教職員の待遇改善に踏み込み、「教育を“与える側”の質を高めなければ、子どもの未来も育たない」と述べ、長時間労働や精神的負担が深刻な教育現場の実態を見直す必要性を訴えた。
「教員の給料と負担、完全に割に合ってない」
「現場が疲弊してるのに、教育改革って掛け声だけじゃ意味ない」
「先生が安心して働けない国が、子どもの未来を語れるのか?」
教職が「憧れられる職業」でなくなった今、待遇改善は喫緊の課題だ。特に地方では、若手人材の確保すら困難になっており、石丸氏は「国が明確に介入して環境を整えるべきだ」と強調した。
「教育内容」の刷新で“未来につながる授業”を
2つ目は「教育内容」の刷新。石丸氏は、オンライン授業の活用による格差是正や、就労観を育むキャリア教育の必要性に言及。「本質的に“働く”とは何かを、早い段階から学ぶことで社会との接点が明確になる。将来を主体的に選べる教育にすべきだ」と提案した。
また、既存の詰め込み型教育から脱却し、「自分で考える力」や「問題解決力」を育てる方向性を提示。時代遅れのカリキュラムを放置せず、社会の変化に柔軟に対応する教育制度の必要性を訴えた。
「就職してから“こんなはずじゃなかった”って思う教育やめて」
「進学しか進路がないって思わされてるのが問題」
「キャリア教育、もっと早くからやってくれたらよかった」
「教育環境」整備は“インフラ”と同じ 都市と地方の格差是正へ
3つ目の柱は「教育環境」。石丸氏は、「普通教室のエアコン設置は進んだが、特別教室や体育館などは自治体によってばらつきがある」とし、全国一律での環境整備を進める必要性を訴えた。
特に地方では、予算や人材の制約から設備更新が遅れており、「都市と地方の教育環境格差」が拡大している。これを是正するため、国が財政支援を拡充し、施設改善をインフラ整備の一環として捉える発想の転換が求められる。
「エアコン無い体育館で授業とか、熱中症になれって言ってるようなもん」
「地方の教育が遅れてるって、子どもには何の罪もないのに」
「都市だけ進化して、地方だけ昭和のまま。そりゃ人口も減るよ」
“地方から国を変える”政治の挑戦
石丸氏は、安芸高田市長時代から“行政の見える化”や情報公開に積極的に取り組んできた。その姿勢を国政でも貫くとし、「小さな自治体を良くするために動いてきたが、限界がある。国の制度そのものを変えなければ、地方は再生できない」と語った。
今回の参院選では、教育政策に加えて地方経済、少子化対策、行政改革などにも重点を置く方針だが、「教育に対する国家の姿勢」がすべての出発点だと位置づける。単なる公約ではなく、“教育を通じた国の立て直し”を訴える異色の選挙戦となりそうだ。