2025-04-19 コメント投稿する ▼
石丸新党「再生の道」、参院選に10人擁立へ 石丸氏自身は不出馬も教育投資を訴え
前広島県安芸高田市長で、昨年の東京都知事選で次点となった石丸伸二氏(42)が立ち上げた地域政党「再生の道」が、2025年夏の参議院選挙において、東京選挙区(改選数6)に1人、比例代表に9人の計10人を擁立する方針を固めたことが、19日までに明らかになった。石丸氏自身は出馬しない。同党は、公教育の充実を主要な訴えとし、候補者の選定を進めている。
政党要件と候補者擁立
公職選挙法では、政党要件を満たさない政治団体が参院選の比例代表に候補者を立てる場合、選挙区と比例代表で計10人以上を擁立する必要がある。「再生の道」はこの規定に則り、東京選挙区に1人、比例代表に9人を擁立することで、比例代表での候補者擁立を可能とする。
石丸氏の出馬見送りと党の方針
石丸氏は、6月22日投開票の東京都議選に向けて候補者を公募し、3月の記者会見で参院選への擁立も検討していると述べていたが、自身の出馬については否定している。同党は、議員の多選を制限することを唯一の綱領とし、政策やイデオロギーを持たず、透明性の高い選考プロセスを通じて、実務能力の高い人材を政治の舞台に送り出すことを目指している。
候補者選考の透明性
「再生の道」は、候補者選考の透明性を重視し、エントリーシート提出、適性検査、公開面接の三段階で選考を行っている。最終選考では、候補者が石丸氏や審査員と直接面談を行い、その様子をYouTubeで公開するなど、選考プロセスの透明性を確保している。選考基準は、政治家としての経験や理念ではなく、実務能力に重点を置いており、問題解決能力や実行力を重視している。
教育投資を争点に
石丸氏は、参院選において「教育投資」をシングルイシュー(単一の争点)として掲げる考えを示している。同党は、都議選では政策を掲げず、各議員の判断に任せる方針だが、参院選では教育投資を主要な訴えとすることで、国政における影響力を高める狙いがある。
今後の展望
「再生の道」は、6月13日告示、22日投開票の東京都議選に向けて、全42選挙区で最大60人の候補者を擁立する方針を示している。また、参院選に向けては、東京選挙区と比例代表で計10人の候補者を擁立することで、国政への進出を図る。石丸氏は、政治の新陳代謝を促し、地方政治に新しい可能性を生み出すことを目指しており、今後の動向が注目される。
- 地域政党「再生の道」が、2025年夏の参院選で東京選挙区に1人、比例代表に9人の計10人を擁立する方針を固めた。
- 石丸伸二氏自身は出馬しない。
- 同党は、公教育の充実を主要な訴えとし、候補者の選定を進めている。
- 候補者選考は、エントリーシート提出、適性検査、公開面接の三段階で行われ、透明性を重視している。
- 参院選では「教育投資」をシングルイシューとして掲げ、国政への影響力を高める狙いがある。
- 6月13日告示、22日投開票の東京都議選に向けて、全42選挙区で最大60人の候補者を擁立する方針。
- 石丸氏は、政治の新陳代謝を促し、地方政治に新しい可能性を生み出すことを目指している。