2025-10-09 コメント投稿する ▼
志位和夫議長、千葉県保険医協会で医療機関支援と患者負担抑制へ緊急国費投入を訴え
「物価高騰の中で、診療報酬がマイナスであるという現状は、病院を潰れさせようという冷酷な政策に他ならない」と、志位議長は強調しました。 政府は2025年6月に発表した「骨太方針2025」の中で、診療報酬の引き上げを検討する方針を示しました。 志位議長は、診療報酬を引き上げるためには、患者負担を増やさず、医療機関を支えるために緊急に国費投入を行う必要があると強調しました。
志位和夫議長、千葉県保険医協会と意見交換
2025年10月9日、千葉県千葉市内で、千葉県保険医協会と日本共産党の意見交換会が開催されました。この中で、志位和夫議長が行った情勢報告は、医療機関の経営困難に対する強い懸念と、政治的責任に基づく迅速な対応を訴えるものでした。
病院・診療所の経営悪化
志位議長は、全国を巡り、各地で病院や診療所が経営難に苦しんでいる現状を目の当たりにしたと語りました。日本医師会のデータによれば、病院の6~7割、診療所の40%以上が赤字となっており、「あなたのまちから突然病院がなくなる」という警告を発する動画も流れています。これは、ただの経済問題ではなく、地域住民の命に関わる深刻な問題であることを訴えました。
「物価高騰の中で、診療報酬がマイナスであるという現状は、病院を潰れさせようという冷酷な政策に他ならない」と、志位議長は強調しました。この状況は、政治の責任として立法府が介入し、直ちに改善策を講じるべき問題だと指摘しました。
政府の対応と課題
政府は2025年6月に発表した「骨太方針2025」の中で、診療報酬の引き上げを検討する方針を示しました。しかし、診療報酬の引き上げには大きな課題が伴います。それは、診療報酬を上げることで患者負担が増加する可能性が高いという点です。これにより、国民が医療にアクセスしづらくなる恐れがあります。さらに、保険給付の削減や医療費削減策、病床削減の方針が引き続き検討されており、医療サービスの質が低下しかねない懸念が広がっています。
特に、自民党、公明党、維新などの政党が提案する4兆円の医療費削減や、病床11万床削減などの方針は、医療現場に深刻な影響を及ぼすと、志位議長は警告しています。また、OTC(一般用医薬品)類似薬の保険外しや、終末期医療を保険外にする動きもあり、これらの提案は医療の質を低下させる可能性が高いため、絶対に許してはならないと訴えました。
緊急の国費投入と医療保障の拡充
志位議長は、診療報酬を引き上げるためには、患者負担を増やさず、医療機関を支えるために緊急に国費投入を行う必要があると強調しました。このためには、国の財政を大規模な軍事拡張ではなく、命を守るための医療保障に振り向けるべきだという立場を示しました。現在、政府は防衛費の増額を進めていますが、この方向性に対して強い反対の立場を表明し、医療現場への予算支出を訴えました。
「軍事よりも命を守るべきだ」と強調し、医療の充実こそが最も重要な課題であると語った志位議長の発言は、医療現場における深刻な経営難と患者の負担増を軽減するための切実な訴えとなりました。
SNSでの反響
「このままだと、地域医療がどんどんなくなってしまう。国はもっと医療機関を支援するべきだと思う。」
「診療報酬を引き上げても、患者負担を増やすのは絶対に避けるべき。急いで対策を打たないといけない。」
「自民党や維新が進める医療費削減、病床削減には賛成できない。医療は国の責任だ!」
「軍事費を増やす前に、まずは命を守るために医療にもっと予算を回すべきだ。」
「医療機関が破綻すれば、私たちの命が危うくなる。今すぐ対策をとってほしい。」