2025-05-19 コメント投稿する ▼
公約大阪万博で進行する実利重視の外交 各国首脳がナショナルデーで経済協力をアピール
大阪万博で進行する実利重視の外交 「税金で出展、成果不可欠」
2025年の大阪・関西万博が開幕し、各国が自国の魅力を世界に発信しようと競い合う中、外交戦略もその一環として展開されている。参加国は、ナショナルデーを活用して自国のトップリーダーを派遣し、経済協力の強化や投資誘致を目指している。これは単なる文化交流の場を超え、実利を求めた「万博外交」とも言える。
各国は、出展にかかる税金を無駄にしないため、最大限の成果を求めている。トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領は、4月14日にナショナルデーを開催し、「全ての国と協力し、共同プロジェクトを進める用意がある」と宣言。エネルギー大国としての地位を強調し、日本との経済協力をアピールした。石破茂首相との会談では、天然ガスの活用拡大に向けた協力を確認し、経済フォーラムにも出席するなど精力的に活動した。
オランダのスホーフ首相も4月21日から22日にかけて来日し、自国パビリオンの除幕式に出席。さらに石破首相との会談を行い、北海道の半導体工場も視察した。これは日本との経済関係強化を目指した具体的な行動である。
ポーランドのトゥスク首相も9月30日に投資フォーラムに出席し、10月1日のナショナルデーには日本との関係強化を図る文書に署名する予定だ。各国は儀礼的な訪問にとどまらず、経済的利益を求めた「万博外交」を展開している。
ウクライナの展示が示す平和へのメッセージ
ウクライナは今回の万博で「NOT FOR SALE(非売品)」と掲げた展示を行い、戦時下での市民生活の実態を伝える映像を上映。陳列された子供用の人形やタイヤなどの複製にはバーコードが添えられ、それを読み取ることで戦時下での使用状況がわかる。これは、ウクライナが国家の独立と国民の生命、自由を「売り渡すことはない」という強いメッセージを世界に発信している。
一方、イスラエルはエルサレム旧市街から持ち出された古代の石を展示。これに対し、パレスチナ側は「未来への遺産と希望」を掲げた展示を行い、イスラエルとの対立を間接的に表現している。イスラエルの展示に対しては、パレスチナの担当者が「非常に悲しい」とコメントしている。
日本政府のリーダーシップと万博の意義
日本にとって、万博は国際社会での存在感を示す好機である。岩屋毅外相は開幕直後、「各国のカウンターパートと積極的に会談し、協力関係を強化したい」と述べ、各国との連携を重視する姿勢を示した。石破首相も、経済・防災分野での協力強化を図るために首脳会談を重ねている。
万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づき、大阪府は各国との共同宣言を目指している。これは万博終了後のレガシー(遺産)として残るものであり、その実現には石破首相のリーダーシップが求められる。
ネットユーザーの反応
「万博が単なる文化イベントではなく、外交の舞台になっているのが興味深い。」
「ウクライナの展示、胸が痛む。戦争の現実を直接伝えている。」
「イスラエルの展示は政治的すぎる。万博は平和を象徴する場であるべきでは?」
「日本ももっと積極的に万博を利用し、国際社会での存在感を示すべきだ。」
「企業や自治体も連携して万博を活用するべき。経済的な成果を上げるチャンス。」
この投稿は石破茂の公約「2025年大阪・関西万博の成功に向け関係者と心を合わせて取む」に関連する活動情報です。この公約は23点の得点で、公約偏差値41.6、達成率は0%と評価されています。