2025-03-10
年金改革法案巡り党利党略への警鐘「社会保障政策は選挙の道具であってはならない」
石破茂首相は10日、年金改革法案の提出時期に関して与党内で浮上している“見送り論”に対し、「社会保障政策を選挙の道具や党利党略に使うと、最終的に国民全体が不幸になる」と強く警鐘を鳴らした。
■年金改革法案の提出時期を巡る調整
政府は当初、年金制度改革法案を通常国会に提出する予定だったが、自民党内では「参院選後に提出を先延ばしにすべきだ」とする意見が出てきており、議論が続いている。
■立憲民主党の質問に対する答弁
参院予算委員会で、立憲民主党の徳永エリ政調会長代理が「与党内で法案提出の先送りが検討されているという報道がある。選挙を控えたこのタイミングで議論するのはどうか?」と質問。これに対して、福岡厚生労働相は「現在、関係者間で調整中だ。十分な理解が得られなければ、法案を提出することはできない」と答えた。
■石破首相の見解
- 石破首相は、「社会保障政策というのは選挙のために使うべきではない。もし党利党略に振り回されれば、最終的にそれが国民にとって不幸な結果を招くことになる」と語り、政策決定にあたっては謙虚かつ真摯に取り組むべきだと強調した。
- さらに、法案成立に向けては「どのような形が最適なのか、与党内でもしっかり検討していく必要がある」とも述べ、十分な審議を経て国会に提出することの重要性を再確認した。
年金改革法案を巡る議論は、選挙を控えた政治的な駆け引きが影響しているとみられ、政策の優先順位や国民への影響について、慎重な議論が求められている。
コメント: 3件
2025-03-10 11:03:51(キッシー)
本当にそうですね。選挙前に結論を出し選挙後に言い出すとか無しでお願いしますね。
2025年3月11日 20:23 山元
自民がそんなこと言えるような事を今までしてきましたか?お忘れですか?
2025年3月10日 15:32 半馬
大切なことなので有権者に選挙で問うべきです。選挙後議論を始めるなど詐欺でしかありません。
2025年3月10日 11:07 三島
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